声劇台本 『救いとは、愛とは』
救いし者?:『 』×滅ぼす者:『 』
声劇台本 『救いとは、愛とは』
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――愛とは滑稽ながらも美しく見える気がする。
お久しぶりです。久しぶりの投稿ですので書く感覚も分からず文章がいつも以上に拙いですがよろしければ読んでみてください。
滅ぼす者の話
https://nana-music.com/sounds/05feb977
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滅ぼす者:「人類は滅ぶべきと思わんかね? 君も日々感じてきただろう。皆のために戦えと、子どもの君の感情を抑圧し戦わせる父親。そんな君を置いていって死んだ母親。そんな君に同情な目を向けながらも見て見ぬふりをし君が戦うことを容認する大人も、君が守りきれず、人を死なせてしまった事を理不尽に怒りをぶつける子どもたちも。全て滅ぶべきと思わんかね?」
救いし者?:「確かにこんな不条理無くなればいいのにって思った」
皆を救え。そう言われてきた。
「僕は皆の中に入ってないみたいだ」
滅ぼす者:「恨めしいだろう。君は子どもだ。わがままを言ってもいい。君の言葉に耳を傾ける奴はいたか?」
救いし者?:「いない」
滅ぼす者:「君を心配してくれる者はいたか?」
救いし者?:「いない」
滅ぼす者:「君を愛してくれる者はいたか?」
救いし者:「……!!! いる!!! 僕をッ!! 愛して、待っててくれる人がぁ!!! 」(前のセリフに被せ気味に)
僕にもいたんだ。心の底から僕を、愛してくれる存在が。
滅ぼす者:「愛などという物は人との関係の中で最も価値のないものだ。薄っぺらくその割には人を縛り、傷つけ、それを真実の愛だと、美徳だと宣う。はっ、反吐が出る」
救いし者:「それでも僕はそれに救われてきた。あなたには、そういう人がいなかったんだろうね」
滅ぼす者:「……なんだと?」
救いし者:「これが僕の本当の気持ちさ。あなたを倒し、世界を救い、愛する人と結ばれる。これが、僕の物語だ」
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