6番目の駅【屋敷の秘密⑦】
久石譲
「いつまでここにいるのかな…ボク」 薄雲は窓の外を眺め、ため息をついた ーーーーーーーーーーーーーーーーーー ボクが目覚めたここは、出口のない部屋だった 唯一のドアは、どう足掻いても開かないし、窓だって…そもそも開くように作られていないようだった ボクは早々に、ここを出る事を諦めたんだよ でもね、窓の外にはここにはない沢山の色が広がっていたし、退屈はしなかったんだ ちょこっと羨ましいなって思ってたけどね …その羨ましいが…いつからだったかな…どんどん大きくなっていって、抑えられなくなっていって…あぁ羨ましいボクも色が…色が欲しい どうしてボクはここから出られないのに羨ましいソトを歩いている奴らがニクらしいあぁ…ァあァアアアアアアアアアアアアアァ キレイナイロミツケタ ーーーーーーーーーーーーーーーーーー 『巻物』のつくも神 【薄雲(うすぐも)】絵師 咲穂様 https://twitter.com/agisai_saku62?s=09 #つくも神 #つくも奏 #和風
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