【朗読】人を儚み夢を見る【台本】
音楽:楓さま/文章:蒼/声:
【朗読】人を儚み夢を見る【台本】
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虚と実は皮膜を隔てて隣に在るもののようです
楓さんのすてきな作品をお借りしました
文章はそのままでお楽しみください
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胡蝶の眠る夜に永遠を見ていた
ひとつ ひとつ と重なる夢は
虚実の境界を淡く溶かしてゆく
そうして人はみな儚くなるのだ
白い花に朝露を置く
囁きは大気をみたす
水面に落ちる青い影
あわい闇に翅を息め
風と舞うわたしは蝶
まどろむ日々は続く
雪が降り地を覆う音
枕をそばだてて黎明
指さきは冷えたまま
遠く鐘の音をきく朝
夢か現か 現か夢か
はるか夜に空を翔る
心音の底にふれる琴
人の世は歩く影法師
夢が覚めても廻る針
めをとじれば花の春
錯覚の先に見る幻想
とこしえを言祝ぐ詠
ひさかたの光は果て
足下には真実の残響
(ふりがな)
胡蝶(こちょう)の眠る夜(よる)に永遠を見ていた
ひとつ ひとつ と重なる夢は
虚実(きょじつ)の境界を淡く溶かしてゆく
そうして人はみな儚くなるのだ
白い花に朝露(あさつゆ)を置く
囁きは大気をみたす
水面(みなも)に落ちる青い影
あわい闇に翅(はね)を息(やす)め
風と舞うわたしは蝶
まどろむ日々は続く
雪が降り地を覆う音
枕をそばだてて黎明
指さきは冷えたまま
遠く鐘の音をきく朝
夢か現(うつつ)か 現(うつつ)か夢か
はるか夜(よる)に空を翔(はし)る
心音(しんおん)の底にふれる琴(こと)
人の世は歩く影法師
夢が覚めても廻(まわ)る針
めをとじれば花の春
錯覚の先に見る幻想
とこしえを言祝(ことほ)ぐ詠(うた)
ひさかたの光は果(はて)て
足下(あしもと)には真実の残響
#朗読 #朗読台本 #台本
コメント
4件
- 🌵Comic🐎🏜️🌵お借りしました😊ありがとうございました
- casa feliceお借りしました、ありがとうございました。
- 蒼#1925
- 楓こんばんは、いつも素敵な作品をありがとうございます😀 まさにこの曲のタイトルは「胡蝶の夢」からタイトルを付けたので、個人的にイメージにピッタリな内容でした!漢詩風にしているのも素敵です。 幻想的な世界観を作り出す蒼さんの語彙力、いつも凄いなと思って見てるのですが、どこから来てるのでしょうか……よかったらぜひ教えて下さい!!🙏 またぜひ、コラボお待ちしてます😊