3章 予告
泉 要 帽子屋 三月ウサギ クイーン
3章 予告
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[秒針 SE]
帽子屋「ワタシは自分が周りから浮いていると自覚している。だが、それは当たり前なのではありませんか?だって人それぞれ個性があるはずなんですから」
三月ウサギ「あいつは無意識に塞ぎ込んでいる、周りと違う自分を憎んで」
クイーン「妾の好きなあやつは隠れてしまったようじゃ」
帽子屋「はは、ワタシは…ワタシは…」
要「皆同じでないといけない。浮いた杭はうち戻されるか抜きとられるだけだから。でも、それだけじゃだめ。周りを見て、機嫌をとって、笑顔を保って。…私今、何を感じているんだろ」
泉「周りの視線が突き刺さる。自分達と少し違うとそれを邪険に扱う。それなら付き合わなければいい、元から離れてれば、そうすれば誰も…。寂しいなんて感情、俺は知らない」
[秒針 SE CO]
要「貴方は私に、少し似ている」
泉「あんたと俺は、全く違う」
(同時に)
帽子屋「第3章『自分』開幕」
[ブザー SE]
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