【二人声劇】本屋ナギ
♦︎日暮カナト〖汐〗×♢ナギ〖〗
【二人声劇】本屋ナギ
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素敵な台本を読ませていただきました。
こういう悲しい話を読むとすぐに読んでしまう汐であります!😓
自分ももっと上手くなりたい。。。
━━━[ここから台本]━━━━
[BGM入り]
♦︎俺には同い年のいとこがいる。名前はナギといったか……今まで、一度も会ったことはなかった。
しかしある時、偶然にも、彼女のもとを訪れる機会があった。
♦︎挨拶くらいはしておこう……当時、彼女への興味はそんなものだった。
[01:10〜]
♢「初めまして!……日暮くん、だったよね。」
♦︎彼女は病気らしい。敷布団から体を起こし、その病的に白い顔をこちらに向けていた。
♢「日暮くんは都会暮しかぁ……あのね、私、本が大好きなんだ。都会にはたくさん本があるのでしょう?この病気が治ったら、街に出て一日中本を読みたいな……そうだ、日暮くん。その時は私を案内してよね。」
♦︎俺は気付かぬうちに、彼女に惹かれていった。
……ふと、本が一冊、カバンにあったことを思い出す。俺はその本をナギに譲った。
♢「ありがとう日暮くん!……私ね、病気が治ったら都会に行って本屋さんを開きたいんだ。だからその時は、この本を最初に仕入れるわ。日暮くん、私の本屋さんに来てくれるかしら?」
♦︎「……もちろん行くさ。」
[00:18〜]
♦︎あれから数年後、この街のメインストリートには1軒、小さな本屋が佇んでいる。
♦︎『本屋・ナギ』……店主、日暮カナト。
♦︎この本屋は、俺がナギについた嘘に対する、
せめてもの償いである。
[終わり]
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ナギ役のコラボお待ちしております。
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