ヴァンパイア

DECO*27

銀色に輝くそのリングは、薄暗い店の中を仄かに照らす。 それを纏わせた細く長い薬指はより一層、艶やかに魅える。 彼女は家庭を持っているようで、 絶対に侵してはならない禁忌だ。 しかし、人間というものは「ダメ」だと言われると余計にしたくなってしまう。 侵してはならない と言われると 余計に侵したくなってしまうのだ。 無防備な彼女の左手に、そっと僕の右手を重ねる。 … 彼女は少し驚いた様子だったが何事も無かったのようにまた、水滴だらけのグラスを右手に取った。 僕のアプローチを気にもとめてないのだろうか。 隠しているだけで本当は動揺しているのだろうか。 周りの客はこっちを見ていない。 店のマスターも見ていない。 手を出すなら…今だ。 僕は彼女に近づき、彼女の左手に重ねていた右手を彼女の肩に回した。 「こんなとこで1人で呑んでたら変な男に狙われちゃうよ。」 「あら？変な男って、貴方のことじゃないのかしら？」 彼女は笑いながらそう言う。 これは…？この雰囲気は……いける…？のか？？ アルコールと勢いに身を任せ僕は、彼女を抱きしめる。 この時にはもはや、周りの視線などどうでもよかった。 彼女の髪からはバラの香りがする。 甘くて、トゲトゲしくて、いい匂いだ。 「2人きりで話したいな。落ち着いて呑める静かなとこ、いこっか。」 僕が女性に対して、夜を誘う常套句である。 彼女はふふっと笑うと、少しして答えた。 「いいけど、先にしたいことがあるの。目を閉じて？」 キスか？キスなのか？ 思っていたより大胆な人だ。 言われた通りに目を閉じる。 彼女は僕の事を力強く抱きしめる。 そして次の瞬間、首に鋭い痛みを感じた。 チュルチュルチュル〜！！！！ 〜To Be Continued〜 歌詞 あたしヴァンパイア いいの？吸っちゃっていいの？ 「もう無理もう無理」なんて　悪い子だね 試したいな　いっぱいで吐きたい　まだ絶対いけるよ 最低最高　ずっといき来してる 甘くなる不安の果実 No more 発展　嫉妬息をしても 要らないだけ　五月蝿いだけ 誰かといれば　それはたられば 強がってたって気持ちにゃ逆らえない 離れていても　感じてるエモ 繋がって確かめたら死ねるかも いいもん　悲しいもん　切ないもん きみのすべてを喰らうまで　絶叫 あたしヴァンパイア いいの？吸っちゃっていいの？ 「もう無理もう無理」なんて　悪い子だね 試したいな　いっぱいで吐きたい　まだ絶対いけるよ あたしヴァンパイア 求めちゃってまた枯らしちゃってほらやな感じ 泣いて忘れたら「はじめまして」 あたしヴァンパイア 愛情をください　まだ絶対いけるよ あたしヴァンパイア　まずはこっちおいで #拍手返す #拍手返します #フォロー返す(無言宣伝垢以外) #フォロー返します(無言宣伝垢以外)