夢の中だからか不意に昔歌っていた曲を口ずさんでいた。
そうだ、あの頃はただただ音楽が好きで歌が好きだった。
『懐かしい曲が聞こえたから出てきてみれば、情けねぇ音だなぁ!』
ここはとても静かな場所だから、つい昔の事を考えてしまうのかもしれない。
思えば後悔する選択ばかりしてきてしまったなと、自分がひどく惨めに感じて膝を抱えてうずくまる。
『おい!顔あげろよ!おーい……あー…
なんだ、あんま無理すんなよ。ここでは変なこと言ってくるやつもいねぇし。いくらでも、好きにすればいいじゃねぇ、か!』
「う、わぁ!……え、風?」
突然背中を叩かれたような衝撃に驚いて周りを見渡すも、そこにいるのは私一人。
でも、なぜだろう。
意味のわからない出来事だったはずなのに、重い鉛のような心が少しだけ軽くなった気がした。
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膝を抱えて 部屋の片隅
いつも不安で 震えていた
「本当」を知ることが恐くてトビラを閉じた
優しい嘘に 居場所を見つけて 夢の中に逃げ込んだ
誰も知らない 孤独の海を 深い蒼に染めてく
寂しさ隠す 一途な想い
君のココロを傷つけている
瞳の奥の秘密 吸い込まれそうな 笑顔の裏の真実に
柔らかな愛 僕が届けに行くよ
触れたら壊れそうな 温もりが今 過去を離れ溢れ出す
ずっと側にいるから 悲しい影に惑わないで
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星干しにはまだ聞こえない、その声は……
星干しの家でかつて一緒に暮らしていた飼い犬の三太郎、通称サンタ
一緒に育ち自身を星干しの兄的存在だと思っており、逝った後も見守っている。
星干しに強い想いを寄せている存在の姿を借りて夢の世界で活動することができる。
その力はただ星干しを守るために使われる。
獣の姿:中型犬・真っ白な長い毛を持つ・鋭い目つきをしている
人の姿:白髪・星干しへ強い想いを持つ者の姿を借りているため、顔や体つきも似ている
※スキルツリーが進むにつれ星干しはその存在の気配を確認する事ができるようになる。
星干しという人物
https://nana-music.com/sounds/05ed8076
コメント
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- .※あなたの想いに応えて、陣の人魂が不思議な力を引き寄せてくれました。”共鳴“の能力が芽生えたようです。 スキルツリー共鳴LV.1: ステージエコー(25%固定)が使用可能となりました。