二人声劇台本【 花月 】

演者様：月 (U-ma) ✕ 花 (お名前) 台本：(りあな🐬♬︎*ﾟ)

月 ⋯ (お名前) 花 ⋯ (お名前) 花『細くしなやかな指先。 消え入りそうな横顔を私は見ていた。 それは、たったひとりの愛しい人。』 月「やぁ、月が⋯綺麗だね。」 花「気づいていたんですね。」 月「ずっとね。」 花「意地悪ですね。 気づいてて知らないふりなんて。」 月「こっちへ、来ないか。」 花「はい⋯。」 月「頬が少し紅潮しているね。 瞳も潤んでいる。 まるで暗い夜に咲く花のようだ。」 花「⋯あなたのせいです。」 月「それは光栄だ。」 花「そうやってあなたはまた、 私の心を奪うのですね。 そして、何も言ってはくれない。」 月「月の裏側は⋯ 知らない方がいい事もあるんだよ。」 花「私は夜にしか咲けない花です。 どうせ朝には散ってしまう。だからどうか 今だけ、私を抱いてはくれませんか。」 月「こっちへ来なさい。」 花「あ⋯。」 月「ここは冷える。 君はもっとあたたかい場所で咲くべきだ。」 花「待って⋯」 月「君に逢えて良かった。」 花『 それ以来、彼の姿を見ることはなかった。』 #あなの台本 #花月シリーズ #月 #花 #別れ #悲恋 #切ない #掛け合い #二人声劇 #男女 #和風 #和風台本