合同ライブ編 12話
莉水 ハル
合同ライブ編 12話
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2人が去った少しあとの別の2人のおはなし
莉水「へぇー。やっぱり人間はよく分からないなぁ(独り言)」
ハル「盗み聞きとか趣味悪いぞ」
莉水「聞こえちゃっただけだよ」
ハル「...」
莉水「人間ってさ、ほんとに不思議だね。
ねぇ、ハル。あれは仲直りと言えると思うかい?
結局あの二人がお互いを弟と兄と呼び合うことは二度と無くなった。家族ではなくなったあの二人は幸せになれるのかな? そもそも人間の幸福とはなんだろう?どうすれば人間の心は満たされる?満たされることなんてそもそもないから人間なのか、あぁ、本当に不思議だね!」
ハル「り、莉水...?」(戸惑い気味に)
莉水「ハルはどう思う?」
ハル「お、俺は...幸せになろうが、不幸になろうが結果論に意味は無いと、思う」
莉水「ふーん。結果論、か。ま、僕は他人の幸せになんの興味もないんだけど」
ハル「なぁ、ほんとにどうしたんだ?なんかあったのか?」
莉水「...僕、実は人殺しなんだよね。って言ったらどうする...?」
ハル「えっ...」
莉水「ふふっ。なんでもない。僕、そろそろ帰るね」
ハル「あ、あぁ。...じゃあ、また明日」
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