春を告げる
Puttyel-パティエル-
春を告げる
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【イベント🎪曲】
4月1日 午前8:00
「えぇー!!!?」
「な、なにこれ!?」
「どうなってるの!?」
異変に気づいたメンバーたち。
果たして彼らの身に何が起こったのでしょうか。
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今日は4月1日。
新しい年度が始まる日に、みんなソワソワしている……だけじゃない?
何だか、様子がおかしいような。
こちらはきなこペアの部屋。
いつもなら元気に飛び回っている妖精きなこが、今日は窓際にちょこんと座って、静かに外を眺めている。
ガチャ……
難しい顔をしながらドアを開けたのは、きなこのパートナーパティシエの文奈。
近づいてくるパートナーに気づくと、きなこはフラフラと彼女に近づく。
きなこが文奈の目線まで飛び上がった時、2人は同時に口を開いた。
🐹「あやなだよね?」
🏵「きなこちゃんだよね?」
それぞれの口からは、目の前の相手ではなく、自分の名前が飛び出した。
なぜなのか---その事実に気づいた瞬間、文奈-の身体に入っているきなこ-は、目を大きく開き、両手を大きくばたつかせながら騒ぎ始めた。
「ええええええどうしようどうしよう!わたしたち入れ替わってる!!!わたしあやなになってる!!改めて気づいたらとんでもない事だよこれは!!!!ねえねえねえうわああああ」
一方、きなこ-の身体に入っている文奈-は、そんな相手を宥めようとする。
「お、おちついて、きなこちゃん!あぁいや、今は私がきなこちゃん……?訳が分からなくなってきた……とりあえず深呼吸しよう」
「「すぅーーーーー……はぁーーーーー……」」
「……それで。今起きてることを確認しよう。」
「わたしはきなこ!朝起きたら知らない部屋にいて、鏡を見たらあやなの顔で!」
「私は文奈。起きたらやっぱり知らない部屋にいて、外の物がだいぶ大きくなっていて、『あれ?小さくなってる?』って、最初は思ったの」
「これ、どうしたらいいんだろう……」
不安げに瞳を潤ませ、明らかに肩を落とすパティシエに、妖精は言う。
「とりあえず、社長に相談しよっか。社長ももう来てるだろうし!」
妖精の言葉に、パティシエは涙を拭き、応える。
「……うんっ!いこう!」
ドアに向かうパティシエ。妖精は後を追うが……
ビタンッ
先程の頼もしかったセリフとは裏腹に、床に落下してしまった。
「いたた……上手く飛べない…………」
そんな彼女に、手を差し伸べたパティシエ。
「あやなちゃん、普段は羽ないもんね……。いつもわたしも乗せてもらってるし、今日はあやなちゃんがわたしの肩に乗って!」
「きなこちゃん……ありがとう!」
こうして、中身は入れ替わりながらも、いつものように2人は歩き出した。
ある人物の背中が見えた時、2人はいっせいに声を上げる。
「「社長ーーーーーっ!!!たすけてーーーっ!!」」
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🟡きなこペア
✦これまでのお菓子
https://nana-music.com/playlists/3438679
パティシエ 文奈🐹
https://nana-music.com/users/316484
きなこの隣人 mys(しゃき)🏵
https://nana-music.com/users/5097662
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