【1人声劇台本】〈琥珀〉
セリフ〈ひーくん〉¦台本〈心話〉
【1人声劇台本】〈琥珀〉
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〈琥珀〉
俺の家の近くには深い森がある。
昼間は子供たちの遊び場。
夜は暗くて危険な場所。
夜中に入り込むと幽霊や化け物が出ると、街では小さな噂になっていた。
といっても、ただの子供騙し。
童話と同じで、子供に危険を教えるための作り話に過ぎないのだ。
月が綺麗な日だった。
森の中で大事なペンダントを落とした俺は、森の中へと入っていく。
薄く気味悪い森。
フクロウが鳴き、虫がさえずる。
ふとその時、気配がした。
誰かに見られた……
「怖くない……そんな子供だまし……あるわけないだろ?」
月に照らされて黄金に輝くペンダントを見つけ、俺はしゃがんで手に取るも目の前には誰かの足。
「あ。」
視線をあげる。
そこには小柄の女の子がたっていた。
白い髪の毛に……まるで月のような琥珀色の瞳の女の子。
星のよう瞬くその瞳はとても素敵だった。
蜂蜜のように甘い色。
しかし顔色は甘くない。
不思議な女の子。
彼女は一体誰だったのだろうか……?
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