朗読 白昼夢
台本:あいざわ 読み手:はらわた大魔神
朗読 白昼夢
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楽しかったです
瞬間。
ふわふわ、どろどろ
◯蕩けてしまいそうな憂鬱に浸る。
身体が宙に浮いて、
◯泡のように弾けてしまいそうだ。
僕の目に眩しく映った白。
それは
◯鯨のような、薄紫色の空に浮かぶ雲のような。
◯星のような光に
瞬きを繰り返す。
◯揺蕩う螺旋の海。
◯冷たい足の先をそっと撫でるような風がくすぐったくて
少し微笑んだ。
◯このままでいたい。
そんな事を思いながら。
死海に浮かんでいるかのような
◯浮遊感に包まれながら深く息をする。
◯生きているって感じのする、優越感。
きらきらと視界が眩む。
◯お別れの合図が頭に鳴り響く。
痛くなる身体。
◯息が上がる。
だんだんと堕ちていく。
◯待ってまだ
ここにいたいのに。
◯もうここからは逃れられない。
そうして
◯また僕は
白昼夢を
◯繰り返してしまうのだ。
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