【声劇】愛しているから死んでくれ

読み手: 台本:エグゼクティブソーダ

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 「やっと来てくれたのね 待っていたわ」 『…逃げなかったんだね』 「逃げるはずない…だって、愛しているんだから」 『僕もだ…君を愛している この世の何よりも…だから、死んでくれ』 「いいわ…死んであげる 公爵家の私が、あなたと結ばれるには…そうするしかない」 『本当にいいのか…？ 君には僕を捨て、華々しい世界で生きる未来がある』 「それはあなたも同じことよ… 貴族でなくとも…あなたは普通に生きていけるのでしょう でも、あなたにその選択肢があるの…？」 『それは…！ …あるはずないさ 君より大切なものなんて…あるはずがない』 「その言葉が聞けて嬉しいわ 私、エリザベッタ・ネーデルランドは… あなたの愛に報いるため、この命を捧げます」 『ありがとう…エリザベッタ… その命…僕がもらい受ける』 「…ふふっ、私、ちゃんと死ねたかしら？」 『ああ、エリザベッタ・ネーデルランドは今死んだ これからは別の人間として、共に生きてくれ」 「ええ…貴族でもなんでもない、ただのあなたの妻として 一緒に生きていくわ…神に誓って…」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー #炭酸水の台本 #台本