思いやりをやめた日 仮歌
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思いやりをやめた日 仮歌
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人々が思いやりをやめてしまった日から
鳴り響くサイレンが 渋滞の中で木霊する
人々が思いやりをやめてしまった日から
嫌気のさす言葉が 目の前を飛び交う
相変わらず 息が詰まりそうになる喧騒は
いつもよりも冷たく 威圧感が増したようで
無意識に歩く足も早くなって 人と肩がぶつかる
振り返る事もないまま
無邪気にはしゃぐ子供達の声に 舌打ちをして鋭い目線を送る大人達
俯きながら手を引いて その場所を離れる母親
目の前を流れていくタバコの煙が
少し目に染みた
あなたはあの景色を 覚えているでしょうか
何気ない事だけど 笑顔になれた会話を
街中で溢れていた ラブソングのメロディを
今の冷たさが 思い出の価値を上げる
僕らが思いやりをやめてしまったあの日から
当たり前の大切が かけがえのないもので
僕らが思いやりをやめてしまったあの日から
きっと何処かで 思いやりを想いはじめた
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