【声劇台本】せかいのおわり【第三部】
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【声劇台本】せかいのおわり【第三部】
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第三部
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自殺志願者たちは、しばらくお互いを見つめ合って、
やがて少女のほうを見た。
しばらくして、誰かが少女にこう言った。
『何をどうしたら、今日を生きれると言うんだね?』
ざわつきはじめた自殺志願者に、
変わらぬ落ち着きで少女は言った。
『私たちは、生きることを怖がっていた。
でも、世界が終わると思っていた昨日、私たちは間違いなく生きていただろう?』
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望んでいてもそうでなくとも、人はいつか死にます。
誰かが死にたくてたまらないとき、
誰かは思いのままに生きている。
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