幸せな怖がり
読み手:要・台本:要・BGM:わか
幸せな怖がり
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自分でも読んでみました。声を上げなければ気付かないシグナル…でも、誰もが言える言葉ではない。言える人と言えない人は必ずしも存在するんだよ。
※リップ音注意
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幸せって幸せだから嬉しいとは限らない
重くのしかかった過去に呑み込まれて、苦しくて、幸せそのものが苦しくなって、嬉しいハズなのに何故だろう泣きたくなる。
皆の笑顔がそこにあって、手を伸ばしたら掴んでもらえるのに…
その笑顔を見た途端、触れていいのかわからなくなる。
俺がその人の幸せを吸収しそうで、奪ってしまいそうで。そんな訳ないのに…俺なんかがって、自分の心臓を自分自身で握り潰して……そして笑う。
馬鹿みたいに滑稽で、とても醜い…
なのに、それでも良いんだと言って手を伸ばしてくれる暖かい温もりに…俺はまた手を伸ばしてしまう
(助けて…)
心の中で叫ぶから…
(誰か…)
そう、自分に向けて呼び掛けるから
だから
いつか
いつか、きちんと向き合えるようになりたい…この波に呑み込まれても、また立ち上がれるように
そんな弱くて強い自分をいつか持てるように。
幸せから、目を背けないように…俺はなり
たい
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