台本「帰る場所」
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台本「帰る場所」
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―――――――借りる前に御一読下さい―――――――
※台本文をキャプションに転載(コピペ)するのは御遠慮下さい。
もしも転載された方を見かけましたら削除をするように申し出をしますのでご了承下さい
※一人称、性別の変更は世界観、台本の雰囲気を壊さない程度でしたら大丈夫です
※アドリブ、アレンジは台本を大幅に改変するものでなければ大丈夫ですが、話の流れなどを無視したセリフなどは御遠慮下さい
入れるのであれば一言下さると助かります
※BGMはお借りしているものです。BGMを投稿している方のご迷惑にならないように使用してください
※編集したBGM、効果音も全てお借りしたものです。編集BGMを勝手に使うことは御遠慮下さい
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「そこは冷えないかい?」
私に話しかけてきた男は、番傘を傾けてこちらを見上げた
「部屋の中に君さえ良ければ入って欲しいな」
男の視線を辿れば暖かい風が頬を撫でる
男も寒いのか番傘を握る指先が赤くなっている。私と同じだ
ここは寒い。だけど心地がいい。
「君が部屋に戻りたくないなら私もここにいるよ」
木の枝から雪が落ちる
降り続く雪は辺りの音さえも包み込んで、まるでこの世界に取り残されたように、時が止まる。
「まだ積もるみたいだね」
男はそっと私の頭に積もり始めた雪を払う
「いつか君も雪のようにいつの間にか解けて消えてしまうのかな」
それは寂しいなぁと呟く男の息は白く
仕方ないからと、私は1つ鳴いてみせる
そして塀から降りて部屋へと歩く
「良かった、まだここに居てくれるんだね」
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みわたかさんの「泡沫」をお借りしました
ありがとうございます
#六条睡の台本
コメント
3件
- 紡お借りしました!
- 🌵Comic🐎🏜️🌵お借りしました✨
- 血なまこんにちは。 しとやかな雪景色が浮かぶ素敵な台本お借りいたします。