タイガーマスク二世

水木一郎、コロムビアゆりかご会

さて。 「タイガーマスク」と言えば誰しもその名をご存知かと思いますが、この「このタイガーマスク二世」に関してはその存在すら認知していない方も多いのではないでしょうか。 せいぜいタイガーマスクの連れてるあの虎が後のサムライトルーパーの百炎王に似ているという位の認識でしょうか。いや違う。 79年の「仮面ライダー（新）」、80年の「ウルトラマン80」に続くリバイバルとして生まれたこの番組「タイガーマスク二世」、実は歴史の中で重要な役割を持つこととなります。 実は現実の新日本プロレスで活躍しセンセーショナルを巻き起こした「タイガーマスク」はこの「二世」とのタイアップ企画でした。 後の獣神ライガーはこれを踏襲した形になります。 ライガーも然りですが、下手を打てば物笑いにしかならないイロモノ企画を国民的知名度を持ったヒーローにまでしてみせた訳です。 それの何が重要かと云いますと、タイガーマスク二世とタイアップした初代タイガーマスク（ややこし）こと佐山聡選手は数多くの後進に大きな影響を与えると共に、UWFを経て格闘技「シューティング」を設立し日本の総合格闘技の礎を築きました。これが無ければ後のバーリトゥードなどへの対応も大きく遅れていたと思われます。 彼が居なければ、そして「タイガーマスク二世」が無ければ日本の、いや世界のプロレス、格闘技の歴史はまた異なったものになっていたでしょう。 そんな訳でつまり「タイガーマスク二世」はそういう意味でも評価するべきだよ、という話でした。 まあ内容おぼえてないけど(ﾟωﾟ)