【映画予告風声劇】真昼。
名無し(えびまる)×真昼、その他(シトリン)
【映画予告風声劇】真昼。
- 25
- 1
- 0
これは絶対泣ける映画!!!
──────────────
名無し … 男性。性別転換ご自由に。
遠野真昼(とおのまひる) … 女性。性別転換ご自由に。
─────────────
真昼「生きたいんでしょ。
だったらアンタが──」
(無音)
真昼「代わりに、生きてよ。」
(飛行機の音)
名無し:初めて俺に名前をくれた人は
親でも国でもない、見知らぬ他人だった。
(曲入り)
名無し「遠野真昼。大学二年生。」
友達「まーひるっ!来週とか空いてたりする?」
名無し「普通が当たり前の世界に迷い込んで2年。」
名無し「このまま幸せになれると、本気で信じていた。」
(バイク等雑踏)(TV放送の為エフェクト推奨)
アナウンサー「本日、都内の大学生。遠野真昼容疑者が殺人容疑で指名手配されました」
(でんっ)
名無し「…なん、で」
(曲入り)
(あなたの笑顔には〜)(には、辺りから)
知人「早く連れ戻して。「昼」が明ける前に」
名無し「俺は知らない、してない、やってない!」
真昼「表と裏がある。それは、誰もが同じこと」
名無し「命の価値なんか、誰が決めるんだよ……」
(あなたの笑顔は〜)
知人「返して。それは、君が持っていい名前じゃない…!」
名無し「俺に、愛されたいと、願わせたのは、」
(かけがえのない〜)
真昼「これが、君が生きたかった世界だよ。」
(大切に握りしめて〜)
名無し「映画『真昼。』」
(ノイズ)
(雑踏に変わってから)
名無し「望まれたいと、望んでいました。
〝遠野真昼〟は、俺の罪です。」
─────────────
望まれぬまま生まれ、出生届も提出されず、人間として生きる権利すら与えられなかった名無し。最低限のご飯を食べ、必死に生きてきた。そんな名無しは、とある日絶望を覚え、自殺を試みようと高所へ向かう。
しかしそこには、先客がいた。
先客──遠野真昼は、名前と戸籍と生きる場所を名無しに譲って消えていった。
名無しの人生は、新しい一歩を踏み出すことになる。
それが、呪われた名前だとも知らずに。
─────────────
名無し以外の役柄は真昼役の方が合わせて演じてください。友達は名無しの友達。知人は真昼の知人。です。
良かったら演じてくださいませ。
*お借りしたBGM
・DOVA-SYNDROME より
「Smile」written カワサキヤスヒロ様
編集:エマ
* * *
日々を生きる、全ての人へ。
生まれたことが罪だとして、
俺の命はどうしたら許されたんですか。
俺は、ほんとうは。
死にたくなんか、なかったんです。
#声劇 #台本 #声劇台本 #掛け合い #CM風声劇 #予告風 #エマの台本
コメント
まだコメントがありません