声劇台本『迷える仔猫は満月に鳴く①』BGM:カフェで流れてそうな曲
エト役: ゆうりコイル役: 台本:卒塔婆しお BGM:りけ
声劇台本『迷える仔猫は満月に鳴く①』BGM:カフェで流れてそうな曲
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可愛い少女❣️
🍎二人声劇🌙.*·̩
『迷える仔猫は満月に鳴く①』
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ごきげんよう、台本屋の卒塔婆しおデス♪
年末年始……
なかなか時間が取れず、思いついても台本をupすることができませんでした💭トホホーン。
今回は、シリーズ物デス! ✨
二人声劇!!
❇️全編通じて、登場人物は7〜8人を予定しておりますので、
ドシドシご参加ください〜マセッ!!
(※アレンジ、台本コピペご自由にどうぞ♪)
(※ただし、ご利用の際はBGMさんに拍手をお願いしますネッ?)
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《登場人物》
エト(♀)10歳
・・・スクランブル街にやってきてはリンゴを
買っていく少女。店番のコイルには心を
開いている様子。あどけない八重歯が笑
うと可愛い。
母親が入院しており、リンゴは母親への
お見舞い。
現在、エトは父親と二人暮らしだが、父
親はあまり家に帰らず、エトは一人でい
ることが多い。
(※スクランブル街とは、多様な人物が身分を隠して出入りする国家黙認の闇市である)
コイル(♂)27歳
・・・市場の一角にある青果店の店番。今の仕
事にやりがいを感じてはいない。だが、
他に宛もないので親戚のオーナーに雇わ
れ働いてる次第である。
普段は、あまり人に関心を示さない(関
わらないようにしてる……?)コイルだ
が、エトの天真爛漫な性格に心を動かさ
れていく。
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~あらすじ〜
遠い遠い未来。
廃れた街のすみっこで青果店を経営する男“コイル”。
毎日、決まった時間(夜)にやってきては、リンゴを買っていく少女“エト”。
二人は、買い手と売り手の関係。
それ以上でもそれ以下でもない。
友達でもなければ家族でもない。
これはそんな二人のハジマリのお話……
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🍎エト⇒ (演じた方のお名前)
🔷コイル⇒(演じた方のお名前)
。°.。❅°.。゜.❆。・。❅。。❅°.。゜.❆。
🍎「おじさん!りんごくだせーです!」
🔷「まだお兄さんだ!……で、今日はいくつ欲しいんだ?」
🍎「にひ〜♪」
(※片手でピースしてコイルに見せるエト)
🔷「ハイよ、ふたつね」
(リンゴをふたつ紙袋に詰めるコイル)
🍎「ありがとです!」
🔷「毎度あり〜」
🍎「おじさん!」
🔷「んー、なんだー? まだ何か用かー?」
🍎「満月です! 見た? ねぇ、見た?」
(夜空を指差しながら、キラキラした瞳でコイルに質問するエト)
🔷「あれは満月じゃないぞ。昨日は満月だったけどな! 今日の月は少し欠けてるはず」
🍎「そうなのです……?」
🔷「そうそう」
🍎「でも……」
🔷「……?」
🍎「もし、ほんとに月が欠けているとしても、
アタイには満月に見えるです……!」
🔷「おう、そうか。なぁ、前から気になってんだが、いつもいつもリンゴ買ってどこ行ってんだ?」
🍎「おっかぁに持っていくです!」
🔷「おっかぁ?」
🍎「そうです! おっかぁは、リンゴが好きです! 持っていくと、沢山ウサギさん作ってくれるです!」
🔷「それ、お前がウサギさん作って欲しいだけじゃ……」
🍎「それに、おっかぁ淋しいと思います。だから、リンゴいっぱい持っていくです!」
🔷「お前が」
(「お前がいるから淋しくないじゃないか」というセリフを遮られています)
🍎「エト! アタイにはエトって名前があるです!お前じゃないです! 」
🔷「あー…… エト。エトがいれば、おっかぁも淋しくないはずだろ?」
🍎「おっかぁは…… びょーいんにいるです」
🔷「びょーいん、って……そうだったのか。
なんかわりぃ事聞いちまったな」
🍎「わりぃ?おじさんは悪者じゃないです! リンゴくれる、イイおじぃです!」
🔷「おじぃ、ってなぁ……ま、いいや。暗いから気をつけろよ!って、もういねぇ……!」
🔷「あんなちっこいのが、病気の母親のために、ねぇ……」(一人呟くように)
。°.。❅°.。゜.❆。・。❅。。❅°.。゜.❆。
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