【声劇】時計の針は動かせても
読み手: 台本:エグゼクティブソーダ
【声劇】時計の針は動かせても
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何度繰り返しても、同じ時間が刻まれる
男 NA「」
女『』
※性別は好きに変更してください
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「時計の針が…動き出した…」
『どういうこと…?
私は…一体…』
「僕らは繰り返している…何度も…何度も…」
『そうだ…!私は…!』
「針は元の場所に戻る…そして…また動き出す…」
『嫌…!私は…未来に…!』
「…望む未来を、必ず…」
~1:00~
『…んん…あれ…?
涙…?』
「目が覚めた?
泣いてたみたいだけど、大丈夫?」
『夢を見ていたの…』
「どんな?」
『覚えてない…でも悲しい夢だった気がする』
「…そうか、じゃあ気持ちが晴れるまで僕と話そう?」
『いつもごめんね…あなたも入院してるのに』
「僕は君に比べたら軽いもんだから
…ねえ、もし望まない未来が待っていて
それを変えることができるとしたら…どうする?」
『望まない未来…?
私は変えないで受け入れるかな』
「どうして?いい未来にできるのに」
『後から未来を変えられたら、きっと今を頑張れないもん
そんなの生きてたって仕方がない』
「君は…強いね…」
これからも僕は針を戻すだろう
君の死を受け入れたくなくて
それが…あなたの未来を奪ったとしても
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#炭酸水の台本 #台本
※何しても大丈夫です
コメント
1件
- chiyo台本お借りしました✨