【二人声劇】海落とされたピアノ。
少女 : あつこ × ピアノ : 真宙
【二人声劇】海落とされたピアノ。
- 29
- 3
- 0
なんて悲しい物語りなんでしょう
。゚( ゚இωஇ゚)゚。
ピアノを凄く大切に想っている
あつこさんの少女
切なさがひしひしと伝わってきました
(´・-・。)クスン
そんなに大切に想われているピアノ
ちょっと渋めな落ち着いた感じにしてみました
(´>∀<`)ゝ))エヘヘ
台詞を重ねるところ
お互いの台詞が聴き取りやすいように
声の高低をつけるためでもあるんですけどね
(*ˊ艸ˋ)♬*
────
少女 : あつこ
ピアノ : 真宙
────
(ノイズがありますが、少女はノイズと会話するようにセリフを。ピアノは独り言のように。)
(ノイズ)
少女「どうして、お父さん…!」(重ねて)
ピアノ「僕はもう綺麗に歌えない。」(重ねて)
(ノイズ)
少女「やだ、あの子を捨てないで!」(重ねて)
ピアノ「それでも君は大切にしてくれた。」(重ねて)
(ノイズ)
少女「あの子は、」(重ねて)
ピアノ「だからもう、」(重ねて)
(ノイズ)
少女「あの子は……お友達なの…」(重ねて)
ピアノ「もう、十分だから。」(重ねて)
(蒸気の音)
少女「この海には、ピアノが沈んでいる。」
(列車の音、汽笛)
(ピアノ入り)(回想)
ピアノ「ほら、弾いてみて」
少女「どー?」
ピアノ「そう、ド。上手上手」
少女「ねえ、ぴあの」
ピアノ「ん?」
少女「わたし、あなたのことずっと大切にする。きっと、きれいに弾いてあげる」
ピアノ「あはは、楽しみにしてるよ。」
少女「だってぴあのは、わたしの大切なおともだちだから──」
(波の音)
少女「私の言葉は届かなくて、ピアノは連れていかれてしまった。」
ピアノ「汽車に連れられて、僕は海へと沈められた。」
(無音)
少女「約束、守れなかった…」(同時に)
ピアノ「だから、さいごに。」(同時に)
(ピアノ、一音。)
少女「っ、この音、」
(曲入り)
ピアノ「もう、泣かないでよ。」
少女「……ぴあ、の?」
ピアノ「大切にしてくれたこと、ちゃんと知ってるよ。」
少女「……っ、」
ピアノ「ありがとう。君のピアノに生まれて、よかった。」
────────────
#声劇 #台本 #声劇台本 #掛け合い #エマの台本
コメント
まだコメントがありません