台本【生命の箱庭】最終話

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エンディングです 長々と垂れ流して申し訳ねえ、長編台本書こうと思い立って二日で仕上げた作品なので拙い文ばかりで読みにくかったかも知れませんがそこそこの物に見えれば幸いです 戦闘シーンとか掛け合い書いたのが初めてだったからぶっちゃけ不安でしかない お疲れ様でした この後人類は絶滅して残されたアンドロイドたちの話、テセウスの舟の世界へ繋がります。台本同士の関わりはあんまり無いけどね。 一話目 https://nana-music.com/sounds/05b1f028 八話目 https://nana-music.com/sounds/05b263e0 以下本文 神は破壊されドミナシオンは崩壊した 初めて見る外の景色は想像していたよりもずっと荒れ果てていて 初めて踏みしめる地面の感覚はざらざらしていて足が痛くなる それでもとても暖かくて、とても美しくて、初めて見た場所なのに心が休まって 頬に一筋の涙が伝った 泣いたのはいつぶりだろう。心が揺れ動く感覚自体、久々に味わったような気がする 『この景気、君にも見せたかったな』 彼と共に過ごした幸せな日々を思い浮かべれば、止めどなく涙があふれた 復讐に駆られた六年間、決して忘れる事のなかった私の宝物 リオンを殺したことで、胸に溜まっていたタールのような塊が洗い流されたみたいだった これで私の使命も終わった 本でしか見たこと無かった蝶が、優雅に空を舞っては花へととまる 最期にこんな景色を見ることが出来たなら、もう思い残すこともないだろう 『ようやく終わったよ。今、そっちに行くから』 空になった箱庭にもう一度足を踏み入れる 此処が君の生きた場所だから。終わるなら、ここで さようなら。 #声劇台本 #台本 #声劇 #朗読 #朗読台本 #一人用台本 #鳥男の台本