【chapter.4】フィクサー【佑月】
#S警犯
【chapter.4】フィクサー【佑月】
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ー特犯オフィスー
暁「やあ、ホームズ。ひどい顔だね?」
佑月「あ~、資料に熱中して……。
……気づいたら朝だった」
暁「ん?また警察(能無し)たちからの依頼か?」
レイリー「wwwwクッw……朝から暁節出ましたね!
今日も一日が始まったな~!」
暁「ヒューストン。お前、それどういう意味だ?」
レイリー「深い意味はないですよ。毎日の恒例だなって」
暁「何か含みがある気がする」
レイリー「やだな~!睨まないで先輩!」
佑月「…………ハァ。(僕のデスクなのに。騒がしい…)」
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ー施設ホール講堂ー
佑月「……以上の共通項を繋げると、犯人像が浮かび 上がります。
つまり、この犯人は幼少よりトラウマを持ち
家族と引き離され落ち着いたものの、
自らが家族を得たことにより再びトラウマが再
燃。過去に好いていた叔父の犯行を再現しだし た、という訳です。
こうして現場や聞き込みからプロファイリングを進め
犯行現場から10km圏内にいる犯罪関係者の調
査を進めれば…………」
「シムラ先生、本日の講演も実に有意義でした。またよろしくお願いします。」
佑月「こちらこそ。ご依頼お待ちしてます」
(ブーッ)
佑月「?………レイリーから電話か。…はい志村で(『先輩!
『レイリー「講演終わりました?終わってますよね!
2班の応援行くって班長が飛び出して行っ
たので!この間情報あった港の倉庫です!
先輩の方が近いしアッ……』
『暁「ホームズ、とにかく人手が必要らしい。
あのゴリ……班長が到着して暴れる前に2班と合
流して段取り決めておいてくれ」』
佑月「あ、うn」
『レイリー「ちょっと暁先輩僕の携帯投げないでッッ」』
ーブツッー
佑月「………………ハァー。
(…………慌ただしい…………)」
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これは、頭脳明晰で不憫な
省エネ捜査官の記録
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【フィクサー/ぬゆり】
by佑月・志村
今日までの記憶の
全部を消してしまう時まで 眠れない
あしたから生きていく
自分の身代わりが欲しくて 堪らない
大丈夫と言わせて
後から君のせいにさせてはくれないか
今更意味ないから
後から君のせいにさせてはくれないか
出来ない約束を
とうとうと溢れる一言一言ばかりに
脳を奪われるくらい
意味を成せない 何も出来ない
見えない 逃げたい 飛びたい やめたい 逸らせない
だから
沈め
這い上がれないほどまで
飽きるまで
落とせ
救い垂らす時まで
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伴奏:naNawa 様
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