声劇「少年と死神」
台本 るん太
声劇「少年と死神」
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side:死神
とても優しい死神さんだった。
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やぁ、少年。
見ての通りボクは死神です。
もうすぐアナタは死ぬ。
安心して下さい、ボクがアナタの魂を逝くべき場所へと送って差し上げます。
少年、地球を見たいのですか?
そのくらい容易いこと、その水分だらけの重たい体を置いて、魂を宇宙に持っていけばいい。
魂なんて軽いもの、連れていって差し上げます。
ボクからの冥土の土産に。
どうです、少年。
アナタだけがいない地球、悪くないでしょう。
もう戻るのですか?
戻ったらまた死ぬまで苦しむだけ。
それでもいいと?
少年は、奇特なお方ですね。
ねぇ、少年。
お礼なんて言われる筋合いはないんです。
なんでもっと生きたいって言わない。
本当に可笑しな方ですね
…ねぇ、少年…。
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少年ver.
https://nana-music.com/sounds/05aa7750
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