蓮龍想歌 1番
Nachiru
蓮龍想歌 1番
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1番を歌ってみました(*๓´╰╯`๓)♡
参考になれば。
蓮から天空にいる龍へ向けての思いを歌ったものです。
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龍が聖水を飲む池を護る蓮の花の想いを歌にしました。
蓮と龍の恋のお話。
深い深い森の奥。
人が訪れることのできないほどの山奥に、
その小さな湖はありました。
100年に一度、天から龍が降りてきて
その湖で水を飲むという。
その湖の真ん中に、一際光を放つ蓮の花が咲いていました。
蓮は龍を愛し、百年という長い時をひたすら待つのです。
待っても待っても来ない龍を想い、
寂しくて寂しくて流す涙は
湖を常に満たし、浄化させていました。
雨雲が立ち込め、雷鳴が轟き、天から龍が降りてきます。
蓮は両手を広げ、龍をその豊かな水面に受け止めました。
自らが育んだものを、龍が体内に取り込む、
その瞬間こそが蓮の喜びでありました。
湖の水が半分干上がる頃、龍は満足気に天を見つめます。
昇天の時。
「また水を溜めないと。私はここで待つの」
蓮が目を伏せた時、龍がその体でそっと蓮を包み、持ち上げました。
「行けない。ここで水を護らないと」
蓮の言葉を聞いた龍は、自らの鱗を湖へと落とします。
湖の中で鱗が舞い、水面に浮かび上がったのは
・・・一輪の蓮の花でした。
「あぁ・・・これで私、一緒に行けるのね」
自らの体を龍に委ねた蓮は、龍の姿となり、
共に天へと昇っていきました。
百年に一度。
対の龍が降りて来て、湖で幸せそうに水を飲むのです。
そして仲良く空へと昇っていくのです。
永遠に繰り返されるように。
いつしか、对の龍ははぐれてしまいます。
待っても待っても来ない对龍を想い、
切なくて、愛しくて涙を流す。
そして・・・残された龍は再び池へと身を投げます。
もう一度、蓮になるために。
小さな小さな種になり、水底深く沈み
静かに、二度と醒めない眠りにつくのです。
これは、何千年にも渡る 恋の結末。
【蓮龍想歌】
作詞・作曲・歌: なちる。
伴奏:ryoさん
幾年(いくとせ)も また幾年も
待ちわびて
寂しくて ただ会いたくて
募りゆく想い
水面に落ちる 涙一雫
湛えながら
天空(そら)を見上げて 声の限りに
あなたを呼ぶの
聴こえますか? 晦(つごもり)の夜に
永遠(とわ)の祈りが
あなただけに 解けてゆきたい
聖らかな水で
幾年も また幾年も
天空(そら)を彷徨(さまよ)い
寂しくて ただ会いたくて
募りゆく想い
水面に光る一輪の花愛の光
大地を目指し声の限りに
あなたを呼ぶの
聴こえますか? 水無月の夜に
天空(そら)の祈りが
あなただけに 解けてゆきたい
溢れる愛で
離れても またはぐれても
待ちわびて
切なくて ただ愛しくて
募りゆく想い
水面に還る 涙一片 愛の記憶
天空(そら)を見上げて 声無き声で
あなたを求める
聴こえますか?朔月(さくげつ)の夜に
消えゆく祈りが
水底まで 解けてゆきたい
揺蕩(たゆた)う水に
#オリジナルソング
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