サンドラ①
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サンドラ①
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①
(SE:扉の開く音)
エマ「えっと、ここは…?」(そっと)
ジェシカ「あれ? サンドラ、人がいるよ!」
サンドラ「本当ねジェシカ、心強いわね」
エマ「こんにちは!…あの、2人はもしかして姉妹?」
サンドラ「そうよ、私はサンドラ。こっちは妹のジェシカ」
ジェシカ「よろしくね!」
エマ「私はエマだよ!こっちはフェイだよっ」
フェイ「エマ、ここは……」(焦って、怯えた様子で)
エマ「私、吹雪の中でお母さんとはぐれちゃって…フェイもそうだったみたいだから」
ジェシカ「私たちも遊んでたら吹雪いてきたから避難したんだっ、もっと奥に入ろうよ!」
(SE:扉の開く音)さらに奥に入る
クリス「ふぅ…、(そっと換気扇の方で煙草を蒸し)誰だ…?」
フレディ「あらら?みんなはぐれちゃったのかな?かくゆうボクも迷子だけどさあ」
エマ「大人の人もいるんだ。なんだか安心するなあ…」
アンナ「……エマさん?」(小声で)
エマ「?(目線に気付いて) 私たち会ったことあるっけ?」
アンナ「あっ、いや、はじめ、まして…だよ…」(慌てて)
ロディ「皆さんはここの人ですか…?」
フレディ「どうなんだろうねぇ…?ふふ」
エマ「…お母さんも見つからないし、吹雪は収まらないし沢山人がいるみたいだから今日はここで休もう…、?」
フェイ「……僕、怖いよ…」(怯えた様子で)
爺「若いものが集ったのう。のう、お前さんたちは人狼って知っとるかい?吹雪で遭難した人々に交じって、夜になるとひとりずつ食っちまう、そして、人狼が滅するまでは扉が開かない──人狼ゲームが始まるっていうな……なあにただの噂話だよ。日没もくるし、今夜はここで食事をしてゆっくりおやすみなされ──」(突然現れて隙も与えずマシンガントーク、流れで食事へ)
(こそこそ声)静まりかえった真夜中
フレディ「おやおや…」
ジェシカ「ふふ、フレディさんも人狼だったんだね!よろしくねっ」
フレディ「よろしくね」
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