始発とカフカ×夜明けと蛍
ナブナ
始発とカフカ×夜明けと蛍
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作ってみちゃいました…出来心…
()は夜明けと蛍の歌詞です
伝えたい事しかないのに何も声が出なくてごめんね
僕は毒虫になった そんなに興味もないと思うけどさ
時間が惜しいので今度は手紙をしたためるとしようか
不甲斐ない一日を 今日も始発の便に乗って
見返すには歩くしかないのに上手く足が出なくてごめんね
アベリアが咲いている 眼下の街を眺めている
窓の桟の酷く小さな羽虫を掬って押し潰した
初夏の風に靡いた、白花が今日も綺麗だった
(淡い月に見とれてしまうから暗い足元も見えずに)
(転んだことに気が付けないから遠い夜の星が滲む)
教科書にさえ載っていない心情は
今日が愛おしいようで 誰かがつまづいたって死んだふり
僕らは はら はら はら はら 心を知って征く
今更 ただ、ただ 花を摘まんでいる
あなたは カラカラ カラカラ 遠くを歩いて征く
震えた言葉で書くまま紙が終わっていく
(形のない歌で朝を描いたまま 浅い浅い夏の向こうに)
(冷たくない君の手のひらが見えた 淡い空 明けの蛍)
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