【声劇】進化と淘汰
読み手: 台本:エグゼクティブソーダ BGM:けーくん
【声劇】進化と淘汰
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それこそ太古からの矜恃
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「その巨躯…美しい白銀の毛並み…鋭い眼光
お主が古(いにしえ)よりこの森に住まうという賢狼か…」
『…いかにも
人間よ…我を排除しに来たか?』
「いかにも…
古から生きる魔物もほとんどがいなくなった
神とあがめられ続けてきた者たちは、体も小さくなり思考も低下し続け、時と共にただの獣(けだもの)になってしまっている」
『それが何だというのだ…?』
「この世界にお主らの生きる場所はない…
この森も木が切られ、人間たちの手が入るだろう
そうなればお主が邪魔になることなど、考えなくてもわかる…」
『そうであろうな…
強く賢かった我が一族たちも…今やただの犬ころになってしまった
食物連鎖のはるか下に存在した人間たちが、知識と力をつけた今…
我らがこのような結末を迎えるのは運命(さだめ)なのかもしれぬ…』
「すまないが…その首跳ねさせてもらおう…!」
『ふふ…だが、我も賢狼たる矜持がある
黙って殺されはせぬぞ…!
来い!人間よ!』
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※何しても大丈夫です
#炭酸水の台本
コメント
2件
- うるお🐸またつまらぬものも切れなかったコラボ先でお借りしました! めちゃ好きな世界観で、読めて幸せでした… ありがとうございました😆
- N.Gコラボ先でお借りしました。