【朗読】台本「優しさと罪の共存」【一人声劇】

朗読:いずみん 台本:るる BGM:haruki

るる君の台本シリーズを読ませていただくのは 毎度楽しいですね 悲しくも切なくもそれでもついた唯１つの優しい嘘 是非台本者様るる君そして素敵な楽曲提供者様haruki様に拍手お願いします 優しい嘘は、時に人を傷つける。 良かれと思ってついた嘘が、 君の胸に突き刺さる感覚がした。 罪を犯し、今一度自分に問う。 一体どこで間違っただろうか。 一体何がいけなかっただろうか。 幾度となく自分に問いただしても、 まるで答えは見えなくて。 ただ、突き立ててしまった優しいナイフが、 君の心に突き刺さったまま、時だけが無情に過ぎていく。 一度犯してしまった過ちは、 もう二度とやり直せることはない。 僕は後悔に後悔を重ね、 ひたすら自己嫌悪の渦へと飲まれていく。 「苦しい。」 「辛い。」 「ごめんなさい。」 罪悪から生まれるものが、 負の感情だけだという事は自覚している。 それでも人は、自己嫌悪を止(や)めない。 自分を戒(いまし)めるかのように。 朽ち果てていくように。 あわよくば、忘れてもらえるように。 それでも僕は、優しい嘘を止(や)めることはない。 触れてしまえば、今にも崩れ落ちそうな君を 守っていきたいから。 それでも、僕が犯した罪は、 二度と赦(ゆる)されることはない。 #声劇 #朗読 #声劇台本 #悲しい #台本 #るる本