【声劇】愛を見せる時③ 「人違いでした」
読み手: BGM:ritoさん 台本:エグゼクティブソーダ 発案:きゃちさん 協力:帽子屋モカさん
【声劇】愛を見せる時③ 「人違いでした」
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長編台本 第三話
愛していた人に忘れられたとき、
あなたならどうしますか?
第一話はこちら
https://nana-music.com/sounds/05985835
第二話はこちら
https://nana-music.com/sounds/059858f4
マサトのセリフのみ
https://nana-music.com/sounds/0599c75c
ナニカのセリフのみ
https://nana-music.com/sounds/0599c801
マサトとナニカのセリフのみ
https://nana-music.com/sounds/0599c89e
♡:ミサト
♤:マサト
『』:ナニカ
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♡「よし…」
♡何度も通ったマサキの家
インターホンを押そうと手を伸ばした
♤「うちに何か用ですか?」
♡「え…?」
♡不意に声をかけられた
後ろを振り向くと、そこには愛しい人が立っていた
♡「マサキ…!」
私が知るものとは別の制服を着ている
雰囲気も少し違う気がするが、間違いなく彼だ
♤「えっと…ごめんなさい
俺たちどっかで会ったことありましたっけ?」
♡「あ…いや、その…」
♡雷に打たれたような衝撃が体に走る
私たちが10年以上一緒に過ごしてきた作り上げた思い出たちを否定されたような気がした
♡「お…覚えてないの…?」
♤「はは…えーっと、ごめんなさい…」
♡「いえ…人違いでした…」
♡私はその場から走り出した
たどり着いたのは、人通りの少ない古びた公園
私たちの秘密の隠れ家
♡「マサキ…どうして…!」
『どうしたのかな?』
♡「あなたは…」
『まるで、別の世界に迷い込んだような顔だ』
♡「何か知っているの…!?」
『僕は何だって知っているよ』
♡その笑顔はとても無邪気で、とても、恐ろしかった
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※何しても大丈夫です
#炭酸水の台本
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