台本解体【電話～声が聴きたくて～】

語り サンケー

電話～声が聴きたくて～ https://nana-music.com/sounds/05225215 こちらの台本が誕生したお話をして行きます。 説明下手で申し訳ないですm(｡>__<｡)m まずは、本文をご覧下さい。 ★男性 ♡女性 ※※※※※本文※※※※※※ ★もしもし。 ♡︎もしもし。仕事終わった？ ★今終わったよ。どうしたの？ ♡︎お疲れ様…あの、ごめんね。どうもしてないんだけど、あなたのこと考えてたら、声聴きたくなっちゃって。 ★なにそれ(笑)可愛いな。 ♡︎…迷惑じゃない？ ★迷惑な訳ないだろう。俺も声聴けて嬉しいよ。 ♡︎良かった…えーっと。 ★なぁ？ ♡︎うん？なに？ ★声聴いたら、会いたくなっちゃった。今から、家行っても良いかな？ ♡︎えっ！？でも、何も準備してないし、疲れてない？ ★大丈夫、全然元気！ご飯食べた？ ♡︎ううん。まだ。 ★じゃあ、なんかお弁当買って行くよ。 ♡︎え？良いの？ ★もちろん。すぐ行くから、ちょっと待っててね。 ♡︎うん…ありがとう。 ★こっちこそ、ありがとう。仕事終わりに会えるなんて、すげー、嬉しいよ。 ♡︎私も、凄く嬉しいよ… ※※※※※※※※※※※※※ 過去に、電話のコラボ用作品の要望があり、実現した作品です。 配信でも触れましたが、普段あまり電話を掛けないので、どのように進めるか悩みました。 要望の際、細かな描写を伺った所 「用事がなくても、電話を掛けちゃうシチュエーション」と言う要望があったため、 それを主体に話を膨らませて行く所から、台本作成を始めました。 さて…まず、彼女が「電話を掛けた」心理状況を探ります。 ググって、色んなサイトを見ていると、「会いたい 」と言う気持ちを埋める方法で、「電話する」とあったので、これを採用しました。 更に、彼女の心理状況を明確にするため、今の気持ちを決めていきます。 候補が2つ浮かび、 ①友達の恋愛話を聞いて、彼氏が恋しくなった。 ②マイナスに働く事が仕事などであって、「悲しい」や「寂しい」と言う感情が強まった。 これによって、ストーリーが変わってくるため、今回は②を選択し、進めていきます。 電話を掛けるタイミングあまり夜過ぎると、会いに行くと言う設定が重くなってしまうため、時間を仕事終わり、およそ、17～18時頃に設定。 週の半ば頃、仕事中に気持ちが落ち込む事のあった彼女は、彼氏の仕事終わる時間に合わせて電話を掛けます。 気持ちを整理する間もなかったため、電話が繋がっても話す話題が浮かばず、しどろもどろしてしまいます。 一方彼氏は、最初、何か用事かな？と思って話すものの、彼女の雰囲気がいつもと違うと感じ取り、察してくれます。 そこで、電話よりも会いに行った方が良いと判断します。 「会いに行こうか？」とかじゃなく、「声聴いたら、会いたくなった」と言う自分発信の発言+電話して良かったと思えるシチュエーションを作る事で、彼女が申し訳ないと感じる心の負担を軽減し。 「疲れてない？」と彼女が申し訳なさそうに言ったことに対して、「大丈夫」と答えた後、「ご飯食べた？」と会いに行った後、何をするかを提示する事で、緊張感を緩和させます。 ここは結構悩んだポイントなんですが、「ご飯を食べに行く」「料理を作る」「お弁当を買って行く」の3択で、何を選ぶか。 彼女の心理状況的に、悲しい気持ちや寂しい気持ちを抱えているため、彼女が一番負荷を追わない選択肢を探す彼氏。 外食や料理とかも、楽しいけれど、本来の目的は「側にいてあげたい」「話を聞いてあげたい」 人目が気になる外食や買い物や調理に時間が掛かる料理は選択から外し、お弁当を選びました。 そして、最後に、会うのが楽しくなるような一言を添えようと思い、彼女が感謝を述べた後、彼氏が「仕事終わりに会えるなんて、すげー、嬉しいよ」と言う事で、素敵な恋の話になるよう、締めくくってみました。 以上、この台本が出来たお話でした(*･ω･)*_ _))ﾍﾟｺﾘﾝ こちらの台本の書き方として、まずはシチュエーション（電話）。 そして、細かなシチュエーション（用事が無くても電話してしまう）。 更に、物語の主人公、この作品だと彼女。その彼女の考えや気持ち、求めている答えを、もう1人の登場人物彼氏が埋めて行ってあげるようにストーリーを進め、作品が完成しました(*･ω･)*_ _))ﾍﾟｺﾘﾝ #サンケー #紐解き