朗読台本『ただいま』
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朗読台本『ただいま』
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秋と冬の境目の様に
少し寂しさを覚える空の元
風に揺れる枯葉の音を聞きながら
ずっと君の声だけを思い出していた。
さぁ、紅茶を入れようか。
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【台本】
君の入れてくれる紅茶が好きだった
旅に行ってきたんだ
長くて、楽しいとは言えない旅
色んな所へ行って、紅茶を自分でいれて飲んだんだ。
君が買わないような、とびっきりいい茶葉を仕入れて飲んだりもした
なのに不思議と君の入れてくれた紅茶より
美味しくなくて笑ったよ。
話がしたかった
春に君と見た空のこと
夏の雨に降られてびしょ濡れになったこと
秋の少し涼しい風に揺れた君の髪のこと
冬に思い出した、君の温もり
君と出会えた日々のどこをとっても…
いつでも愛おしく煌めいた日々だったよ
何度も伝えた言葉も、もう伝える術はないんだな
あぁ…
出来ることなら…
ただいま
そう言って、君を抱きしめたかった。
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『おかえり』の相方を綴りました
朗読台本『おかえり』↓
https://nana-music.com/sounds/058a6228
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コメント
1件
- ぎっとんお邪魔させていただきました!