【声劇台本】"正しい答え”
BGM:yua様 台本:Ray. 読み手:コラボ者様
【声劇台本】"正しい答え”
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「許されると、信じるしかなかった…」
オリジナル台本、14作目。
またまた好きな漫画から一部抜粋して、
改変致しました。
銀河鉄道の夜がテーマのお話です。
銀河鉄道の乗客、
タイタニック号の犠牲者と思われる
先生とカムパネルラの会話です。
本当は前編、中編、後編と作りたかったのですが…
原作ではなく、
好きな漫画の舞台のお話から抜粋したもので、
とても途中からになってしまいました。
どうしても、台本にしたかったんです…
ごめんなさい、後悔はありません←
読んでくれる方居ましたら、
改変、アレンジ等ご自由にどうぞ☆
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※『』…カムパネルラ
「」…先生
その他の文は先生視点です。
『今はどういう気持ちですか』
「━━━!?」
『もし、その時皆を押しのけていれば…
あなた達は、
今ここに居ずに済んだかも知れません』
『残された家族も、
悲しい想いをしないで済んだかも知れません』
『それでも、』
『それでも自分は
"正しかった”と思いますか』
カムパネルラは友人ザネリを救うために
命を落とした。
残された家族や友人達が、
自分を許してくれると。
信じるしかなかった。
『教えてください。
"僕達”は本当に"正しかった”のですか?』
━━━ずっと、"正しい答え”を探していた。
明確で誰からも非難されない
"正しい答え”が。
図書館や、教科書や、偉い人や、世間や、
台本の中にあるはずだと、信じていた。
それを探すことを努力というのだとすら
思っていた。
そんなもの
彼は、"正しい答え”がこの世にないから、
苦しんでいるというのに…
何が"正しい答え”
何が"どうすべき”
彼には"僕の言葉”で、
「ぼっ、ぼくはっ」
答えないとダメだ!
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