鬼滅の刃 ~鬼のいない平和な世界で、私はまた貴方に出逢ふ~
甘露寺密璃() x 井黒小芭内()
鬼滅の刃 ~鬼のいない平和な世界で、私はまた貴方に出逢ふ~
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コラボ用 声劇台本になります
小説風になっておりますが、台詞部分を駆け足で読んで頂ければ間に合うと思います .... 間に合うよね.....(?) ←ガバ
あ〜^ おばみつ本当に尊いですよね
蜜璃ちゃんは、花より団子ってイメージがとても強いんです()
今作は、2人が前世の記憶が曖昧なまま、割と現代に生まれ変わったものを想定して執筆しております。
色々拙く、原作の台詞を少し改変させて乗っけてるものもありますが、コラボして頂ければとても嬉しいです( ー`дー´)キリッ
~~本編~~
☆: 甘露寺パート ■ : 井黒パート
やっぱり、ここには足を運びたくなってしまう。東京のとある藤の花の名所。毎年独りで花見に来ては、日々の疲れを癒していたのですが、今年はなぜか隣に付添人がいます。
(とりあえず、何か話を振らないと!)
☆ 「んー! このお餅、すごい美味しいです!」
見上げると青空にわたぐもが1つ、気持ちよさそうに揺蕩っていた。日差しは穏やかに風は涼やかに私を優しく包んでくれる。
隣の彼は、口元を緩めこちらを確認すると私が口にしている味と同じ餅を頬張る。
(やっぱりちょっと無口....。私、もしかして嫌われちゃってるのかな....?)
☆「花もとても綺麗でほんとに手が止まらない!絶好の花見日和ですね!えーっと、、 貴方もそう思いません!?」
(あちゃー....さっき声掛けられて知り合ったばかりで、名前聞いてなかったっけな)
■ 「そうだな....っておい、花見に夢中になるのはいいが、口にあんこがついてるぞ。拭いたらどうだ」
手持ち鏡を取り出して確認してみると、上唇にお餅の中身の餡がべったり付いていた....。だらしがない。
☆「ってふぇぇぇぇ!?ほんとだ!ありがとうございます.....」
焦ってヒョンとした声を上げた私を、彼は気にしないどころか、笑ってあしらってくれた。変な女の子って思わないのかな?
☆「....あの、私のこと変って思わないのですか?その....うるさいとか、はしたないとか」
うーん、と声を漏らし首を傾げる彼。ちょっと可愛らしいかも(笑)。
■ 「別に、何処にでもいる普通の女だと思うぞ? それよりも、今年の藤の花も綺麗だな....」
☆ 「....そうですね。貴方がこの場所を教えてくれたおかげで、これからはもっと花見が楽しくなりそうです!」
彼の眼差しはとても真剣で、けれど何処かに優しさも秘めているような、そんな独特なものでした。
■ 「こちらこそありがとうな。俺といてくれて。こんな見た目だからさ、怖がられて誰ともあまり話すことはなかったんだ」
(ちょっと傷心してる....?慰めてあげないと!)
☆ 「そうだったんですね....でも私は、そんなこと思いません!貴方と食べるお餅、とても美味しいので!」
■ 「ありがとうな、なんか遠い昔のことを思い出して....情けないな、俺」
溢れ出る涙を堪えきれず、震える声を必死に絞り出す彼。ただひたすらに、胸を打たれた私。ありふれている光景かもしれないけれど、私にとってはとても尊くて、かけがえのないものを思い出しかけていました。
忘れてはいけないもの。それは、いつか見た優しい夢。苦しい世界で、私をしっとりと包んでくれた暖かい夢。
気づけば、無意識に彼の右手に私の指を絡めてじっと彼を見つめていました....
■ 「今まで悪かったな。約束通り生まれ変わったよ。君が俺でいいと言ってくれるなら、今度こそ絶対に君を幸せにする」
(もう....涙で前が見えないじゃない....)
☆「ふふっ、もうほんとに待ち侘びてたんだから....改めて、今度こそ私をお嫁さんにもらってくれますか?」
Fin
藤の花の花言葉は、「決して離れない」「歓迎」「優しさ」「恋に酔う」
#コラボ声劇 #声劇 #声劇民と繋がりたい
#鬼滅の刃 #おばみつ
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