長編朗読台本【世界の種】第二十一話
〇お名前をどうぞ ◎お名前をどうぞ 台本: かきつばた。
長編朗読台本【世界の種】第二十一話
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長編朗読台本【世界の種】第二十一話
ジャンル:ファンタジー
人数:一人
声劇ユニット『かきつばた。』著
―つくれるもの、つくりたいもの ―中編―
*****************
【登場人物】
○筑紫春樹(ちくしはるき)
男性 大学生
◎看護師 女性
【コラボ条件】
◎台本をお使いになる際は拍手をお願いします。
◎コメントは必須ではありません。
コメントありがとうございます。
◎サウンドを投稿する際は下記タグを消さず投稿してください。
お手数ですが、よろしくお願いします。
【続話】
長編声劇台本「世界の種」 台本: かきつばた。
①https://nana-music.com/playlists/3189339
② https://nana-music.com/playlists/3214761
【コラボして下さった方】
◎プレイリスト
長編声劇台本「世界の種」コラボさま
①https://nana-music.com/playlists/3189386
長編声劇台本「世界の種」コラボさま2
②https://nana-music.com/playlists/3202483
【ご紹介】
原作小説「世界の種」
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=12706838
(外部リンク かみな。アカウント)
【あらすじ】
突如、日常を踏み外し〝現実と、あべこべの世界〟に迷い込んだ筑紫春樹は、いつの間にか一人、入院病棟の通路に立っていた。
(詳細は以前の台本を追ってご確認下さい)
§§§§§§§
(台詞)
◎看護師
それ以外 筑紫春樹
「」なしはモノローグ
――振り向いたら、病室があった。
「302号室…?」
確認したネームプレートには、カタカナで「チクシ リオ」と書かれている。
里桜は、5階の小児病棟に入院しているはずだ。…同姓同名か?
いや…それはそれで珍しいな…
◎「こんばんは、ご面会の方ですか?」
◎「あら、今、検温しますからね。少々お待ち下さい」
そう声を掛けてきた若い看護師は、病室の奥に消えていった。
「…俺の事、知ってるみたいだった」
しんしんと雪のように、腑に落ちないことが心の表面を覆っていく。
――何も告げずにこの場を去るのは、なんだか後ろめたい感じがして、あの看護師が出てくるのを待つ事にした。
誤解を解かなければならないと思う。
それに扉の向こうに横たわっている女性が、本当に『チクシ リオ』さんなのであれば、小児病棟で待つ里桜への良い土産話になる。
こちらのリオさんが許してくれるなら、妹の話し相手になってくれるかもしれない。
もやもやといろいろなことを考えながら、何度も足を組み直す。
「飲み物でも買いに……」
いや、入れ違いになってしまう可能性も否めないし……これは……
すごく居心地が悪い状況だ。
(第二十二話に続く)
§§§§§§§
文章編集 かみな。
サウンド編集 ももつばき。
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