一人声劇台本『ジュリアの話』
ジュリア (コラボ者様)×台本 水無月
一人声劇台本『ジュリアの話』
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愛しい人の形見の銃を手に取った『彼女』の話
銃口は誰に向かうのか
初台本です。
ぬるい目で見てくださると嬉しいです。
コラボの際には拍手かコメントを下さい。
お借りした音源の方にも宜しくお願い致します。
物語の芯が変わらなければ、語尾を変えても大丈夫です。
男女は変えないでください。
#水無月#水無月台本
こちらのタグは消さないでくださいね(*^^*)
-------------キリトリセン--------------
貴方から自衛の為にと鈍く光る銃を渡された。
私を見る貴方の目は何かを覚悟しているようで、胸騒ぎがした。
何故、そんな顔をするの?
貴方は花束と綺麗に輝く指輪を私にくれた。
浮かれる私と真っ赤になっているあなた。
あの銃声が響くまではこの時間がずっと続くと信じていたの。
悲鳴をあげ倒れる貴方を抱える私の目に、悲しい目をして銃を握る友の顔がうつった。
最期に目を閉じる前に、貴方は言った
私が無事で良かった。親友に感謝をしなければ、と
友の名はカール、私と貴方の友人だった人。
抜け殻で思い悩む日々の中、手に取ったのは貴方がくれた銃。
・・・そうね。
私は、もう悩まない。
今日はとびきりのお化粧をして、真っ白なワンピースを着るの
鏡の前には亡霊の様な私の姿と、形見の銃
銃を手にとり鞄に入れた。
大丈夫、撃ち方なら貴方が教えてくれたから。
ごめんなさい。
私は貴方と同じ場所には行けません
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