1人声劇「真実を謳うハープ」
語り手(朧月姫) 台本 朧月姫 BGM ねこのひげ様
1人声劇「真実を謳うハープ」
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人は愛故に 苦しまなければならない
人故に 男故に 女故に…
足りない私の頭で 色々考えてたなぁ?と思う今日この頃( ˇωˇ )(笑)
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歌う … 「私は屍人(シビト) …」
唄う … 「これは愛 …」
謳う … 「これは復讐 …」
詠う … 「 それは始まり …」
ある所に 美しい姉妹が 住んでいた
姉は真面目で 働き者
妹はおおらかで 優しい者だと 街の誰もが言った
月日が流れ 2人の間に 変化が 起きた
そう 2人は 恋をした …
思春期の女の子なら 当たり前の事
だが 2人は … 同じ青年を 愛した
ある時 姉は妹にこう言った
「お互いの想いを 青年に伝えよう そしてどちらかが選ばれたなら 選ばれなかった方は 諦めよう」 と
姉の言葉に妹は 頷き 姉は青年に 想いを告げた
けれど 青年から返ってきたのは 「自分は貴方では無く 妹を慕っている」と言う 言葉 …
姉は 絶望に満ち 嫉妬に溢れ 妹を 崖から 突き落とした
妹の遺体(カラダ)は 川を流れ 彷徨った …
暗く冷たい 水の中で 復讐を誓った …
偶然か … 必然か …
その遺体(カラダ)を 拾った農夫は 骨と残っている僅かな髪の毛で ハープを 作った
「 だから この ハープ は 唄い続ける …」
悲しい … 哀しい …
姉妹の 謳 を …
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