長編朗読台本【世界の種】 第六回
お名前をどうぞ 台本:かきつばた。
長編朗読台本【世界の種】 第六回
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長編朗読台本【世界の種】 第六回
ジャンル:ファンタジー
人数:一~二人
声劇ユニット『かきつばた。』著
言葉と、理解。
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【登場人物】
□筑紫春樹(ちくしはるき)
男性 大学生
■モブ(台詞が少ないので、筑紫春樹役の方が兼任して下さってもいいと思います)
【コラボ条件】
◎台本をお使いになる際は拍手をお願いします。
◎コメントは必須ではありません。
コメントありがとうございます。
◎サウンドを投稿する際は下記タグを消さず投稿してください。
お手数ですが、よろしくお願いします。
【続話】
長編声劇台本「世界の種」 台本: かきつばた。
https://nana-music.com/playlists/3189339
【コラボして下さった方】
◎プレイリスト
長編声劇台本「世界の種」コラボさま
https://nana-music.com/playlists/3189386
※台本が読みにくくなるのを防ぐため、前回までのあらすじ等は割愛させて頂きました。以前の台本を追って、ご確認下さい。
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(台詞)
□筑紫春樹
■モブ
「」なしは、全て春樹のモノローグ
息を切らして、階段を上がり切った。
――予想に反して電車は動いていた。
これは、本当に嬉しい誤算だった。
訳の分からない内に奪われた日常を、再び取り戻したような安堵を覚え、当たり前のようにホームに入る。
アナウンスの声、電車を待つ人々、日常の鼓動が耳を伝うのが。
――――本当に嬉しかったんだ。
■「ぶかやたさはゆなはりまさやたかな」
(※適当でいい)
――少なくとも、そのアナウンスを聞くまでは。
□「えっ?」
聞き間違いであって欲しいと思った。
■「はぐはやあらわなさは?」
■「けのほつこなわまはら」
ベンチの学生が、そう言葉を交わし、笑顔で立ち上がり去っていく。
聞き間違いであって、欲しかったのに。
俺の出した結論は、こうだ。
律儀にかざした定期券は、使えた。
人にも会えた。
電車は動いている。
とにかく隣町に移動してみようと。
――引き返そうとは、思わなかった。
(第七話に続く)
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文章編集 かみな。
サウンド編集 ももつばき。
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