【二人声劇】探偵は楽しげに【台本】
「」×『それいゆ』
【二人声劇】探偵は楽しげに【台本】
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#声劇 #台本 #2人声劇 #掛け合い #mitagraph #Simezoオリジナル #BGM
楽しく演技しました!
「なあ」
『ああ』
「おいって」
『ああ』
「聞けよ」
『ああ』
「聞けったら!このヘンテコ探偵!」
『ん?あ、いたのかい、ヘンリーくん』
「ったく…!いいか聞けよ!
もう二度と冷蔵庫にヤードからくすねてきた遺体を入れるのはよせ!
おかげで発作を起こしかけ」
『それは嘘だなヘンリーくん
キミのPTSDは既に完治していると言って過言ではない、その証拠にあのおびただしい肉片を見てケロッとしてるそれに』
「おい待て!ケロッとなんてしてない!訂正しろ!」
『失敬、落ち着いた様子でいる、呼吸も体温も脈拍も見たところ問題なさそうだ、発作を起こしかけたというより僕の行動に怒っている違うかい?』
「あのな…わかってるなら!」
『人の性格というのは環境要因と遺伝子要因が組み合わさったものだ
それを変えるのは僕にとって円周率を叩き出すより難しい問題さ』
「…ああ、もう!わかったよ!この偏屈!
そんな偏屈に不釣り合いな手紙が届いてるぞ!」
『手紙?差出人は?』
「"親愛なるキミの友人"だとさ
お前に友人がいたことが驚きだけどな
って、なんだよ」
『…ヘンリーくん、これは予告状だ』
「ハア?なんの」
『親愛なる【切り裂き男】からの、だよ』
「なっ」
『見てごらんここ、よく見ると真っ赤な血のスタンプだ、皮膚までついてる
冷蔵庫に人差し指がない遺体が一つあったろう
あれは恐らくこれに使われたんだ』
「その人差し指を切って血を…!」
『おそらくだが』
「じゃあ、次の標的は…!」
『…会いたかったよ愛しの切り裂き男…
君が僕の首をかききるのが先か、僕が君をヤードに渡すのが先か、楽しみが一つ増えたよ、ふふ!』
「ハア、頭が痛くなってきた…」
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