#エスタシオン事務所
4th ヴァルゴ
■斎藤 龍司:Noいず
■木村 雅俊:刹那
■田河 繁治:くらいん
✄-------------------✄
(龍司)
うらめしや うらめしや
雨が降る 時は時雨
丑三つを待って
今日から空飛ぶ天体 霊体
(繁治)
うらめしや うらめしや
空を飛ぶ 電波より早く
冥界の果てで
冥土の土産を探してるんだ
(雅俊)
うらめしや うらめしや
前世を忘れられずに
うらめしや うらめしや
来世と追いかけっこしてる
(全員)
うらめしや うらめしや
貴方を許せないのは
うらめしや うらめしや
(龍司)私が優しすぎたから
✄-------------------✄
「……もしこれが、事故や病気ならきっとこうはならなかったかもしれない。が、……な」
「ああ。……自分で命を絶ってるなら、聞き出す他ねえと思ってな」
「俺たちは、多分、一番諦めているはずだ。それは全員が理解できている。……ただ、それでも、遺書を一つも残さない龍司を黙って見送ることも出来ない。何が理由だったのか、それを一度聞きたい」
「正直なあ、うらめしいんだよな。ああ、恨むでも怨むでもねえ、羨めしい、んだ。俺たちは命すらなあ、諦めているから」
「まあ、言えば、詰まるところ足首の引っ張り合いをしたいということだ。一人だけ死ぬなんて許さない、というところか。……これでも酒を呑み交わした中でな。一人欠けるのも、気分が悪い」
「……運命共同体だって最初に言ったのは龍司だからなァ。勝手におちおち、理由も話さず一人死なれちゃ困るって訳だ。──生きるのも死ぬのも、三人一緒でなくちゃあなあ?」
コメント
まだコメントがありません