訪れぬ久遠
台本師:れい
訪れぬ久遠
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台本のテーマ
卒業式 自由 3人
台本師
れい
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春樹 cv.こっぺぱん
花蓮 cv.雪娘
徒花 cv.有栖川藍菜
しろ様 cv.ナオキ
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花蓮「春樹、話があるの」
春樹「どうした?」
花蓮「卒業したら上京して、もう暫く会えなくなるんだよね。だったら、もう、言おうかと思って」
春樹「……うん」
花蓮「……春樹。私は、貴方の事が好き。ずっと前から、大好きだったの」
徒花「待って!……わ、私も、言わなきゃいけない事があるの!」
春樹「徒花……」
徒花「ここで言わなかったら、絶対、後悔すると思って……私からも言わせて」
徒花「私も好きだよ、春樹君、大好き。でも、私は所詮ただの友達、花蓮にはなれない。もう、言えただけでも満足しちゃった」
花蓮「幼馴染なのに、好きになって、本当に馬鹿みたい、私。ずっと隠して、押し潰してきたのに。ごめんね、溢れちゃった」
春樹「花蓮……徒花……俺は……」
✤3人を見守る山の上から✤
しろ様「……人の心は移ろいゆくモノ。之も一重に運命、さな」
しろ様「弱虫の春樹は、何方を選ぶのか。……だが、その決断はきっと、何方も間違いではない」
しろ様「……お前は私が見守ってやる。努努、道を見失うなよ、春樹」
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Story
高校最後のイベント、卒業式。生まれ育った「悠沢町」を離れ上京する春樹の元に幼馴染の花蓮が声を掛けてきた。しかし、そこに現れたのは花蓮だけでは無く……。
しろ様が見守る空の下、3人の想いが交差する。
Member
・春樹(はるき)
悠沢町で生まれ育つ高校生。花蓮とは家が近所な事もあり長い時間を共にしてきた。徒花とは高校で出会い、友達関係を持つ。幼い頃からしろ様とは幾度か会った事があるが、直接話した事はない。
・花蓮(かれん)
同じく悠沢町で生まれ育った高校生。春樹の事が異性として好きだが、今までそれをひた隠しにしてきた。本人曰く「壊したくない」らしい。此方もしろ様との面識はあるが、話したことはない。
・徒花(ともか)
悠沢町で生まれ育った高校生。幼い頃に春樹に交通事故から救ってもらった経験があり、そこからは春樹と何処か「運命」を感じている。しろ様との面識はない。
・しろ様(性別的には男)
悠沢町の山奥に佇む祠に祀られる御神体の具現。人間が好きで、しばしば実体化しては人里に姿を表す。特に春樹は幼い頃からよく知っているようで、いつも影から見守っている。
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