前日譚
異譚 刀剣乱舞
前日譚
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#異譚刀剣乱舞
時間遡行軍の襲撃から数日前の本丸
鶯丸がパソコンとにらめっこしている
SE:(エラー音)
鶯丸:…はぁ。
エラー音がなり、鶯丸が悔しげにため息を吐く
鶴丸が足で障子をあけ、茶と菓子を持って現れる
鶴丸:差し入れだぜー…っと、また行き詰まってるのか。
鶯丸:…ああ。鍵を突破して無理に見ようとすれば、まず突破した時点で検知され、痕跡を覚えられて二度と侵入出来なくなる。流石は最重要国家機密を守るコンピューターと言うべきか…
鶴丸:よく分からんが、だいぶ厄介だということは分かったぜ。
鶯丸:それで間違いない。術の方はどうだ、何とかなりそうか?
鶴丸:ああ、こっちは大丈夫だ。…使わないで済むと良いんだが。
鶯丸:まぁ、無理だろうな。間違い無く目をつけられている。修行に行った面子が無事に帰って来れているのが不思議なくらいだ。
鶴丸:……だよなぁ。
鶯丸:…そろそろ、山姥切に話してもいいんじゃないのか?
鶴丸:…いや、うーん…どうするべきなんだろうなぁ…。
鶯丸:…まぁ、機会があれば俺から話そう。
鶴丸:悪いな、頼んだぜ。
鶯丸:…最初からそのつもりだったな?
鶴丸:…さぁな?
鶯丸、肩を竦めて笑む鶴丸を見て呆れたように為息を吐き、茶に手を伸ばす。
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