地図が無くても戻るから(アニメ「ワンパンマン2期ED」)

古川慎

提出用です。 が、アピールコメントの前にちょっと先に失礼してキモオタ語りをしたいので審査用コメントは暫く下までスクロールをお願いします。 まずワンパンマンは私がまこにゃにハマるきっかけになった作品であり、アニメ版一期の作画の凄まじさはどれだけ言葉を尽くしても足りず、まさに百聞は一見に如かず。「見れば分かる」の言葉がこれ以上当てはまる物もないのではないかというクオリティ。かつ、毎回一話しか出ない敵キャラの声優陣の豪華さたるや、下世話にも製作費を深刻に心配してしまう恐ろしい作品となりました。 ※現時点で一期を見た事ない人はまず一話でいいから見ろ(命令形) 先生に抜擢された時点では、まだまこにゃは駆け出しと言って良い新人声優で、それでもSideMのアスランやHQの金田一くん、刀剣乱舞の大倶利伽羅にFateシリーズのアキレウスといった有名作品の中でも根強い人気キャラとして愛されていくキャスティングにも恵まれ、勿論本人の実力や努力も実っての大躍進。 更には念願のメジャーデビューという追い風を受けてのワンパンマン第二期放送&EDテーマ決定と、まこにゃ個人を追ってるオタクとしても大変おめでたい曲となっております。 また、この曲を収録した当時、喉の調子が悪く、どうしてもスケジュールをズラせないタイミングの中での録音となったようで、ラジオやイベントなど各地で悔しさを口にしていたのも印象深い曲となりました。 とても努力家で、ご自身でも短所だと公言する程に生真面目で、一つ一つの作品に深い愛と情熱を注ぐ人が、こんなにも表立って何度も後悔を露わにする事自体が珍しく、CDの音源を聴くと、確かに本来は透き通ったロングトーンにしたかったのであろう場所が濁った音になっているのが分かり、そのエピソードを知らなければむしろ味わい深くも聞こえるのに、決して誤魔化さずに様々な媒体で記録に残して今後の戒めとする姿勢もアーティストとしての拘りを感じられて良かったです。 【ここから審査用コメ】 そんな思い入れのある曲が今回課題曲として歌えるということで、私もとても気合が入り、こだわりにこだわり抜いてなんとリテイク数は120回を越しました（笑） 主に歌い出しの「胸に描いた」が、マイクを吹かず、音が強くなり過ぎず、綺麗にスッと曲へ入れるような歌声になるように調整したり、メロ全体では苦しさが出ないように低音を歌い上げ、歌詞を聞き手に伝える事に重きを置き、サビに入るとそれまでは抑えていた物を開放し、広く大きく、けれど丁寧に、そして本家に負けないビブラートを！と、とにかく表現の細部にまで気をつけました。 歌が上手く、声量があり、音域が広く、勿論本職は声優なので歌詞を聞き手に伝える力も高く、更にビブラートの鬼であるまこにゃの曲を歌うのはハードルが高かったのですが、何事も挑戦だ！と臨みました。 ゴテゴテとしたハモリやコーラスや特殊なエフェクトが無い分、下手な誤魔化しも一切効かず、シンプルなのに迫力があるこの曲をどこまで歌えるのか、実際歌えているのか、ただ全力でぶつかるのみでしたが、このクソデカ感情の一部が少しでも伝わったなら嬉しいです。 それではよろしくお願いします。 ↓ ↓ ↓ 歌詞 胸に描いたそれぞれの夢 過去の痛みが未来を 呼んでるのか　遠ざけるか わからないこともあるよ それでもいつか安らぎの中で すべて許せる時が来るだろう 「忘れてしまえよ」と言いながら 忘れない存在なんだね　僕らは 手を伸ばせば　優しさが強さだと 教えてくれる絆が 生きるために大切なものさ だから戻ってくるよ ここへ戻ってくるよ #古川慎 #ワンパンマン