【声劇】雨【一人用】

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「雨が降ってきた」 【あらすじ】 縁側。ギリギリ雨に濡れない程度。そんな場所でぼうっと外を眺めている。 ぼんやりしているだけでも、少し、動いただけでも。勝手に五感は仕事をするのだ。 ★性別変更:◯/台本変更:一人称のみ◯/転載:× ――――――― （以下、転載・転用禁止） 午後になってから、少しずつ空が暗くなり。だんだん埃というか、土、と言うか、そんな匂いが強くなってきたと思ったら、雨が降ってきた。 初めのうちはぽつり、ぽつりと、地面を少しずつ濡らしていたそれは、一気に勢いを増して地面の色を濃くする。 遠くで、雷鳴が聞こえる。風向きから考えれば、きっとあと三十分も経たないうちに、雷は私の家の近くまで来るんだろう。 急な雨で傘を持っていなかったのか、下校時間の学生が、家の前をきゃあきゃあ言いながら走っていく。 なんとなく庭に裸足のまま降りれば、湿った土の感触。上からは、さすが一月、といいたくなるくらいの、冷たい雨。おまけに吐いた息は白い。 そういえば、と思ってふと掌を受け皿のようにしてみた。 雪は食べた事がある。でも、雨は飲んだことがなかった。お腹を壊しそうだけれど、気になったら試さずにはいられないのだ。 だけど残念ながら手に溜まるよりも前に、私がずぶ濡れになるのが先だった。 風邪をひいてしまうわけにはいかない。軽く服を絞って、家に上がる。 雨はまだ降り始めたばかり。 ――――――― あけましておめでとうございます。書き納めを投稿しないままあけました。本年もボチボチ書いていきますのでご縁があればよろしくお願い致します。 頭が痛いので雨の話書きました。 ⭐︎素敵なBGMをお借りしました。 雨音　自然の音　BGM/らぷとる　様 https://nana-music.com/sounds/0199e52f #声劇 #台本 #声劇台本 #一人声劇台本 #一人用台本 #朗読 #声劇民と繋がりたい #ひとり声劇 #一人声劇 #藤鴇ゆずり台本 #雨