本丸 4
異譚 刀剣乱舞
本丸 4
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#異譚刀剣乱舞
書庫。山姥切が様々な本を読み漁っている
山姥切:…これにも無い。普通、軍と銘打って武力行使するくらいなら、その敵に関する資料くらいはある筈だろう…?俺達は何と戦っている、どうして戦っている、西暦が2205年だというのなら、刀よりも強力な武器は山ほどある筈だろう…!?……主に聞いて…いや、その前にあの3人に…うわっ!?
山姥切、書庫を出た所で、風呂用具一式を持った長谷部にぶつかる
長谷部:…山姥切?
山姥切:…長谷部。それに薬研と不動も…この時間から湯浴みか?
薬研:ああ。さっきまで宗三も含めて手合わせをしててな、汗かいたもんだから、一風呂浴びようかと思ってさ。
不動:まんばちゃ…えっと、山姥切は?調べもの?
山姥切:ああ…。…お前たちは、俺達が何と、どうして戦っているのか、知っているか。
不動:そりゃあ、時間遡行軍の、歴史修正を防ぐ為に、だろ?
山姥切:…そうか。すまない、今更な事を聞いたな。
布を深く被って立ち去ろうとする山姥切に向かい、長谷部が口を開く
長谷部:…修行に行け、山姥切。お前なら、戦うべき相手を見定められる。…筈だ。
山姥切:修行に…?
長谷部:…俺から言えるのはそれだけだ。行くぞ薬研、不動。
山姥切を追い抜き、風呂へ向かう長谷部。薬研と不動も軽く返事をし、長谷部について行く
一人残された山姥切、3人の背中を少し眺め、早歩きで反対方向へと向かう
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