Pellicule
不可思議/wonderboy
Pellicule
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お父さん。俺もう酒飲める歳になるんだよ。
久しぶり、どうしたんだよ髭なんか生やして
あれから9年区切りちょっと悪いけど
随分と遠くまで行ってきたらしいじゃん
何か掴んだかよなんてとりあえずは飲もうぜ
みんな親父のこと何気に忘れてねんだ
みんなっつうと、そう 4人、家族のことなんだけど
今日はちょっと忙しくて顔出せないみたいなんだけど
だからえっと、そうだな 二人だけで話そう
それにしてもみんないつの間にかいなくなるよな
だから別にそれがどうってわけでもないんだけど
最後に挨拶くらいしていってほしかったっていうか
まあ別にそんなことどうでもいいんだけどさ
そういえば昔さ、いつだったっけ覚えてる?
広い公園でキャッチボールに趣味のバス釣り
広場寝そべって夜空を眺めてたんだけど
冗談言っても親父はいつだってつれないの
あぁ今俺もしかして上手いこと言ったかな~
悲しかったなぁもうちょっと乗ってくれてもいいのにな
次会えるのはいつになるんだろうね?
まあ別にそんなことどうでもいいんだけどさ
そうやって俺達はいつまでも待ってた
来はしないとわかってながらいつまでも待ってた
俺達の知る限り時間ってやつは止まったり戻ったりはしない
ただ前に進むだけだ
だから今日は戻らない日々を思い出して笑おう
今日だけ、今日だけは思い出して笑おう
こういうのってあんまり格好良くはないけど
初めから俺達は格好良くなんてないしな
コメント
3件
- (祝)わたしも亡くなったお父さんのこと思い出してこれ聞いて涙止まりません。素敵なサウンドありがとうございます。
- いーちゃん a.k.a. lainいいね。
- みぁくん.🐾これすき