英雄 運命の詩
EGOIST/天使
英雄 運命の詩
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#英雄運命の詩 #キャロなな #クリスマス
霊魂と化した哀れな若い娘の証言により、
悪魔の正体を突き止めた我々だったが、問題の契約者の匂いが途切れた事によって捜査は難航していた。
その間にもどんどん人々は命を落として行き、街のほとんどは血の海と化していた。
セラ「どうなっているんだろうねぇ。悪戯好きの子供のお守りは骨が折れる」
エク「そうですね。」
アーク「急に消えたって事は瞬間移動したとかって事ですか?」
エク「あくまで契約者は生身の人間。そんな事ができるはずありません。ただ、考えられるのは契約者諸共悪魔が消えたとしか」
アーク「え!?じゃあ死んじゃったって事ですか!!?」
エク「その可能性があるというだけで100%そうですとは言い切れません。もし、このような事が起きた場合最悪な事態が起こりかねない。」
アーク「最悪な事態?」
セラ「悪魔の力で一時的に蘇るのさ」
アーク「人間が、ですか?」
セラ「生前の記憶はなく、罪の意識など何一つない欲望に忠順な別の人間として生まれ変わる。精神的に滅入りやすい人がそう言う選択を選んでしまいがちでよくある事だよ。今回はおそらく殺人のバルベリト。そして色欲のアスモデウスかな」
すると急に悪魔の匂いが先ほど感じていたもの以上に濃さを増した。
バル「その通りだセラフィム。数百年ぶりだなぁ」
セラ「……相変わらずだなキミは。まだそんな子供みたいな事してるのかい」
バル「子供みたいな見てくれではあるが俺はただ仕事をこなしてるだけだ。」
セラ「それはご苦労なことで。おかげでこっちも大忙しだ。」
エク「総員!直ちに位置につけ!」
バル「おっと、やる気満々だね。
どうしようかアスモデウス。お前、今回は目立ちたいんだろ?あの雑魚共くらい一気にいけるよね?」
アス「で……出来る。バルベリトなんか居なくたって、僕一人でいける!!
待ってろ天使!!お前ら全員地獄に流してやる!!」
セラ「いいだろう。受けて立つ」
そうして悪魔と天使の壮絶な戦いが幕を開く。
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①→セラフィム
②→エクスシア
③→アーク
①それは愚かなる名 だが時は求む
不屈の英雄 その物語を
✨(Ah…… Lead us Lord of light!)
②小さく奏でた 愛は狭間を彷徨う
届かない 運命があざ笑う
③隔てる世界を 埋めてあなたに会いたい
身を焦がすその愛が 分かつまで
②人は叫んだ 正義を その旗を高く掲げ
✨先人(かこ)の上に 立て
✨闇を払い進め この身失うとも
①恐怖(おそれ)よ 平伏せ 私が覇者となる
✨生あらば進め 眼前の勝利を
③暁旅立て 夜明けはもうすぐ
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