【二人声劇】ぼっち総統の聖戦【台本】

「」×『』

「いいか諸君よく聞け、これは遊びではない このクソ寒いお空の下 鴨川に集いしイチャラブ鴨ップルを 一掃せしめんとしておるのだ」 『そうです！ 鴨川のふちに座り込み 寒いね〜などと身を寄せ合うアベックに 鉄槌を下しましょう！』 「私たちのような日陰者は お花見も海水浴も紅葉狩りも ましてやクリスマス、バレンタインなど！ 男女の出会いの行事に相容れぬ存在であったのだ！」 『くっ…日陰者はどう足掻いても 陽キャにはかなわない…！ 中高とぼっちを極めてきたのであります…！ そんなやつがいまさら女性とどう話せと言うんだ！』 「その通り！だからこそ 『彼女』を作ろうだなんておこがましいことを考えただけで 打ち首獄門ののち市中引き回しで晒し首なわけである 実際のところはパンイチにして人でごったがえす 四条河原町通りに放り出す訳だが…」 『ひっ、総統のなんと恐ろしいこと…！』 「そして私は決めた 目に入るカップルは殲滅（せんめつ）せしめんと！ 我ら哀れなひとりぼっちに栄光あれ！」 『そうだ！ さあ鴨川に向けていざ旅立たん！ あのアベックにとっての心地いい距離感を我々が気まずくしてやりましょうー！』 「…ところで、君」 『はっ、なんでしょうか』 「この写メに君と親しげに写る女性は誰かな？」 『あっそ、それは…！』 「やはり貴様間者（かんじゃ）か！ 誰かー！！こやつをひんむけー！！」 『わー！！おやめ下さい総統閣下ー！！』 （後ろで喚いてる） 「ふっ、やはりスパイであったか…恐ろしい… 総統という立場も…また辛いものだ…くっ！ 皆の者ー！狼煙（のろし）を上げよー！ ぼっちに人権を！独り身に幸多からんことを！」 1号さんの素敵な伴奏お借りしました。 本当にありがとうございます。 鴨ップルは京都の鴨川に等間隔で座っているカップルのことです。 京都の風物詩ですね。 ご使用の際には一言コメントいただけると幸いです。 #声劇 #台本 #2人声劇 #掛け合い #mitagraph #オリジナル #オリジナルソング #シンセ演奏 #シンセ伴奏 #１号伴奏 #１号BGM