【CM風声劇台本】君の手で終わらせて【2人用】

台本:水仙 セツナ:コラボ者様 彼:コラボ者様

ここは、"偽物"が溢れ返る世界＿＿＿ ⚠️強制はしませんが、ご使用の際は拍手、コメント等頂けるとありがたいです 👥一人称・語尾改変などご自由に 【ストーリー】 西暦2519年、世界は化け物により脅かされていた。 "それ"は、目を合わせれば対象と姿形の全く同じ「偽物」を作り出し、対象に成り代わることで本物の存在価値を抹消してしまうという。 本物が成り代わられ、周囲の人間も徐々に偽物だらけの化け物に変えられてしまう中、ついにその魔手は「彼」の恋人にまで及んでしまう。 【登場人物】 ◆：保安管理局特殊部隊のエース＝セツナ 化け物を掃討するために結成された武闘派揃いの政府組織「保安管理局特殊部隊」の中でも屈指の腕前を持つ女傑。一見落ち着いた印象を受けるが、竹を割ったようなサッパリした気性の持ち主。男性的な口調で話す。コードネームとは別に本名が存在する。 ◇："本物"の恋人を失った男＝？？？ 戦う力を持たない一般市民の男性。己の知らないところで世界が一変し、偽物だらけになったという街の惨状に敢えて目を背け普通の暮らしを続けてきた。しかし周囲の大切な人間が遂に化け物の手にかかってしまったことを知り、危機感を募らせることに。 ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈ ◇：西暦2519年、12月20日(はつか)。 平和だった世界は「偽物」の手によって壊された。 《BGM大きくなる》 ◆：保安管理局特殊部隊だ。私のコードネームは「セツナ」。政府の命により、偽物と目(もく)される君の恋人を、処分しに来た。 《BGM：歌入り》 ◇：奴らは、本物の名を騙(かた)れない...？ ◆：接触した人間が偽物かもしれないと感じたら、絶対に目を合わせず、名を尋ねろ。 《BGM：歌「犯した過ちを〜」》 ◇：俺、何も知らなかった。あいつのことを、何も…。 ◆：真実に手を伸ばす勇気を持つ君は、決して臆病者ではない。そうだろう？ 《BGM：歌「終幕の運命〜」》 ◇：殺せない！だって覚えてるんだ...！この笑顔も、温もりも、記憶の中のあいつと何ひとつ変わらない...！！ ◆：覚えているからこそ、殺すんだ！君の大切な人との思い出を、その手で守るために。 ◇：ずっと、お前だけを愛してる。少しの間、さよならだ。 《SE：銃声》 《SE：風・草原》 ◆：君は本当に、まだ君か？ ◇：俺の、名前は... 《無音》 ◇：「君の手で終わらせて」 ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈ 偽物により周囲が徐々にいびつに作り替えられ、己の「名前」だけが唯一の存在証明となった世界のお話です。偽物となってしまった人間と目が合うと、自身も無差別に「存在」を奪われてしまうという設定でした。ドッペルゲンガーに少し変化を加えてみたかったのですが、思っていたよりとても難しかったですね...。 私はどちらかと言うと言霊の力を信じている人間なのですが、そうでなくても自分の名前って少し特別な気がしますよね´ω`* 雑踏の中、色々な音が飛び交っていても自分の名前だけは妙にクリアに耳に入ってきたり...そういった特別感を取り入れたくて、今回のお話を考えました。 名前の重要性が高まっているのできっと偽名で溢れている世界だと思いますが、だからこそ他人に本当の名前を明かすのは信頼の証になります。 「彼」も「セツナ」もいつか本当の名で呼びあえる関係になれたらいいですね。 「彼」は、最後まで恋人と目を合わさずにいられたのでしょうか...。 #水仙の創作台本 #声劇 #声劇台本 #2人用 #コラボ募集 #掛け合い #2人声劇 #二人声劇 #コラボ #コラボ用